大暴れの夜。

今日は暑い。話によると30度を超えるそうだ。道理で暑いわけだよ。

昨夜は華金という事で「大いに暴れまわりたい」という衝動に駆られ、練習後に杏花村へ行った。
一杯付き合うと金森君(moNoSiRo)がいうので二人で千円ずつ持ち寄って「今夜はこれだけな」と決めてビールを胃に流し込もうと洒落こんだわけである。思うに、飲食代の上限を決めての飲食というのはそれはそれで面白味がある。
予算の中でどう楽しむか、という戦略的ペース配分とどれだけいってもそこ以上にはいかないぞ、という安心感。「金額の上限を守れないのは演奏時間を守れないバンドと同じだぜ」だなんて嘯きながらもうすぐ日付も変わろうという杏花村へドッカと腰を据えた。
案の定、友人知人で賑わっている。

そのうち呼びつけた大島優子似(犬栓耳畜生)やら昔JONNYでサポートドラムを叩いていたG君(諸々の事情で名前は伏せ字)が集ってき、宴の席はいよいよ熱を帯びてくる。
G君が五千円札を取り出して「これでいけるだけ瓶ビールを!」と叫ぶ。流石にそんな真似はしなかったけれども、それくらいの気概がある僕達には「上限千円」なんて縛りからはとっくの昔に解き放たれていたのであった。

その後ラーメンをG君に奢って貰ったりして、気が付けば早朝5時である。
もう明るい中ベースギターを背負っての帰路、思えば27歳くらいまではこういうのを当たり前のように繰り返していたな、だなんて思いつつ時間の経過を愛おしく思った。

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