地下室へ愛を込めて。

筋肉痛が酷い。
今日は偶然にも仕事が休みだというのに溜まった疲労にやられてしまって家から一歩も出ていない。つい先程ベッドから起きだして『Mr.タスク』(狂った男がセイウチ人間を作ろうとする映画である)を観ている。何という休日。夜にはスタジオ練習があるから、まあ、それまで家から出なくてもいっか!
それよりも今その気になった時にこの筋肉痛の原因、昨夜の扇町para-diceっでの演奏について振り返ろうと思う。

もう率直に言ってしまって扇町para-diceはバンド『白線の内側』にとってホームである。
白線の内側は名古屋在住の4人組で言ってしまえば名古屋のバンドなのだけれども、大阪の扇町para-diceがホームである。
勿論名古屋にも素晴らしいライブハウスは沢山あるし良くしてくれる人もいるのだけれども、出演の頻度で言えばここが一番高い。そしてpara-diceの何が凄いって出演回数を重ねる程に同時に実りある時間を重ねる事が出来る、という事。ライブハウスだもん、僕達も人間だししかも嗜好の違う4人が集まっているわけだから「今日の共演者は最高だぜ」というメンバーがいれば「よくわからなかった、好みじゃない」というメンバーもいて当然である。だがしかしpara-diceからの帰りの車中は「今日は良い日だったね」とか「あのバンドは素晴らしかったね」とか自然とそういう会話になる。勿論共演者が好みであろうとなかろうと僕達演奏者という生き物はやる事は変わらないし変わるべきではないのだろうけれども、同時に素晴らしい共演者にはあてられて奮起するのが僕達演奏者という生き物でもあるのだ。毎回「今日は良い演奏をした!」と思ってもその日の帰りには「悔しい、次こそは」と思える一夜を過ごす事が出来る。扇町para-diceはそういうライブハウスである。
で、そんな扇町para-diceのイベント「Bossa/Nova」vol.12にお呼ばれして出演してきたというわけ。
ここで恥ずかしい話を告白しておきたい。僕は昨夜終演までこのイベントが周年イベントだと思ってたのね。それくらい素晴らしい日だったから。いつどこでそういう誤認が生まれたのか僕自身定かじゃないけれど、それでもそう思い込んだまま終演を迎えるって僕がどれだけハッピー野郎なのか、という事とその夜がどれだけ良いイベントだったのか、って事の一つの証左になるのではなかろうか。

ジャカランタンとご一緒出来たのも大変嬉しかった。瀧井さん(ジャカランタンVo,Gtにしてpara-dice総帥)は以前PAをやって頂いて以来だけどゆっくりお話させて頂いて、途中から僕の思い出話みたいになってしまったけれど(笑)、そんな話でも缶ビール片手に穏やかに聞いて頂いて嬉しかった。
というかジャカランタンですよ。ああいうバンドが一組目っていうのはとんでもない。質実剛健っていうのはああいう事を言う。安井さんから「ジャカランタンを倒せ」と密命を受けた僕達なんだけれども、いやはや舟橋、ジャカランタンにライブを観て物凄く燃え上がった。

白線の内側での使用エフェクターは日によって(つまり気分によって)多少変更はあれども今や僕が参加するバンドの中で最大規模のものになってしまった。共演のORANGE STONES(昔々、para-diceがdiceだった頃にご一緒した記憶有)のギターさんに「こだわりの感じられる良いボードですね」って言われて内心ニヤニヤしていたら、その後当のご本人の足元がまたとんでもない規模感(しかもビンテージのビッグマフも積んでた)で愕然としたよね。ありゃあ好きじゃないと揃わない機材量だわ。
所詮楽器、道具は道具という思いこそあれど、今の僕が出したい音、したい演奏には不可欠なペダルばかりである。白線の内側はここでこれを踏むとかは決めていないけれども、ふとした瞬間に音の隙間に音を滲ませたり立体感を出したり奥へ引っ込めたり、と色々出来る事があるので演奏中は頭も感性も足元もフル回転である。
それにしてもサンズアンプver.2は良いなあ。これについてはまた後日ゆっくりと書きたい。

演奏後、この日出店されてた平田屋さんのフードを肴にガンガンと金麦を飲む。肴が大変旨いもんだから(結局全種類食らった)金麦も進む。
泥酔した。最前列で缶ビール片手に興奮する日が来るだなんて思いもしなかった。

帰りの車中、SAで食事をした以外の記憶がない。かしやま君の「着きましたよ」という声で目覚めると今池だった。
行きの運転、頑張って良かった。そういえばこの日は俺が人生で初、バンドの遠征で片道運転しきった日でもあったのだった。

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