野村さん「弦はな、一本ずつ切るんだぜ!」

JONNY、最近はなかなか海の向こうのバンドと縁がない。

2月頭のSOFT来日公演に続き、昨日のALL Ages来日公演も震災、原発の影響でALL Agesが急遽帰国、共演ならず。今の日本の状態故、仕方ないといえば仕方ないのだけれどもそれでもやはり残念だ。海の向こうの同業者との共演は実に刺激的で、そして得るものが多い。高校英語並みのブロークン・イングリッシュでコミュニケーションをとるのも楽しい。

次の機会を待ち望もう。

というわけで、ALL AgesがキャンセルになってしまったけれどもKANAZAWA SCIENCE FICTIONファミリーコンプレックスとJONNYの3バンドでイベントを続行、普段より長めに演奏してきた。

サポートドラムは植田圭介選手。演奏は過去最高のクオリティ、というわけではなかったけれども、どうにかギリギリのアンサンブル感。JONNYってバンドは「演奏うめえなあ!」とか思わせるよりも「格好良いなあ!」と思って貰いたい部分が結構あって、だからこそ僕は演奏の精度とテンションの両立を目標にしているのだが、ううむ、良く言えばバランスがとれており、悪く言えばどっちつかず、か。

どちらかにふりきった方がバンドの1/4として、有機的に作用する事が多かっただけに演奏しながらの実感に若干の戸惑いを感じた。

練習だ、兎に角練習だ。

演奏終盤、ドラム缶によじ登り尊敬する野村師匠が時折やっている「ベースの弦を引きちぎる」というアレ、やってみようと思ったけれどもなかなかちぎれず。糞がッ!と叫んでそのまま弦をくわえ込んで、吠えた。

終演後野村さんとお話していたのだが、弦の切り方にもコツがあるようです。

打ち上げは流石平日、JONNYとクレイジーな仲間達でお馴染みの新栄は杏花村へ。李さんは相変わらず親切丁寧な接客で美味しい料理と美味しいお酒を提供して下さる。ニュース等で日中関係が悪化している、と報じられているのを見たけれども、杏花村に限ってはバンドマンと李さんは良い関係を築けているんじゃないかと思う。

杏花村、そして李さんに気を遣って3時頃店を出(それでも杏花村の営業時間は実際は2時まで)、帰宅。

酒に強い面々は「飲み直す」と場所を変えて飲酒していたらしい。凄いな。

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