8月9日。新編成MoNoSiRo初陣の話。

ついちょっと間が空いてしまったぞ。

9日、朝から雨が降る中、自動車学校の入校式へ向かう。
恥ずかしながら自分は名古屋の、比較的交通の便が良いところに生まれ育ってどこへ行くにも公共交通機関で動く事が出来たし、地下鉄やバスが動いていない時間はそれならそれで自転車で相応の距離を走る事でどうにかなってきた。バンドで遠征をするようになってから毎回のようにメンバーにちくりとやられるものの、実際的な弊害はそれくらいで物臭な僕は自動車学校へ行く気もなく、この年齢になってしまった。
だけれどもそろそろ、という気持ちが高まって齢30歳にして遂に自動車学校へ入学した。
ちなみに有名な話だけれども、名古屋では自動車学校の事を「車校」と言います。

入校式、適正検査(1~10番まである第一段階の学科授業、その1番である)を受けてから帰りに大型質屋に寄ると以前からいつかは欲しい、と思っていた今は生産していないファズペダルをジャンク品で発見。音が出ないという事だったけれどもファズならば誰かがどうにか出来るだろう、と値段も安かったので救出。

帰宅後、それなりにボーッとしていざライブへ。この日はドラム脱退以前からお手伝いしているMoNoSiRoの新編成初陣。今回から参加となったサポートドラムは駒田和希(パイプカツトマミヰズ)。
ドラムは誰がいいだろうか、と金森君が話している時にふと思いついたので提案したところ、本人も快諾の上、ここ最近はずっとスタジオに入ってきた。普段から一緒に演奏しているから演奏面でも意思の疎通の上でもそりゃあやりやすいのは勿論だけど、それでもこのMoNoSiRoでの演奏を通じて駒田君の新しい一面を多く知る事が出来た。
あの人、普段は音圧とか音量っていう部分に比重を多く割いてるだけで、他にも色々出来る人だった。彼の参加が普段から一緒にしている演奏にも良い影響を及ぼすだろうな、と漠然と予感がある。

この日は懐かしい人達が共演者にもいて嬉しかった。
その昔、定期的に顔を合わせていたけれどもここ最近はご無沙汰だったベーシストの先輩にそっくりな人がいるな、と共演者のリハーサルを見ていたらまさしくご本人だったり(「ドラムがやってみたくてねぇ」と可愛く笑う先輩。先輩、ガンガンいきまくりです)、東京のぐしゃ姉妹と久しぶりの再会を果たしたり。

gusya_shimai_2014_08_09
ぐしゃ姉妹と一緒にツアーでやってきた妖精達もバブルの匂いをプンプンさせながら、でも奇想天外なステージングで堅実な演奏でしっかり名古屋にその名を刻み込んでいった。いや、東京の”最先端”2バンド、面白かったなー!
あまり名古屋ではああいう肌触りのライブというかバンドというか、観ない気がするので久々にあの徹底した感じ、本当に楽しかったです。

しかし一方その頃、台風が徐々に近づいていた。近鉄線は前線運休になり、駒田君は家に帰れずに(彼の生家は亀山)夜の今池へと消えていった。翌日の四日市遠征、一体どうなるんだと気掛かりながらも疲れた体をベッドに横たえたのであった。

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