SBV550改に改造を重ねた話。

人生初のDJ体験→深夜練習が明けて数時間後、僕は岐阜にいた。

ナトリネの梶君に「ラーメン奢るから!」と半ば脅迫して車を出して貰った。我ながら駄目な先輩だと思う。梶君、本当に有難う。
向かった先は二郎インスパイア系っていうのかな、「男は黙って前を行け!」という岐阜市にあるラーメン屋。


冷やし汁なしを注文。大変美味しい一杯でした。
食後はニンニク臭さを撒き散らしながら僕本来の目的地、岐阜市にてその工房を構える最早お馴染みLoveless Guitar
どうにも最近、愛用のベースギターの低域が弱い気がしていたので回路見直し&コンデンサー交換をお願いしてあったのである。
到着して早速作業開始。
まずは配線材を交換しよう、との事でメーカー名は失念してしまったけど英国産のスピーカーケーブル等に使われる太い配線材を使用。


然る後に様々なコンデンサーをためつすがめつしてみる。ちょっと変わったものや一般的なものまで、なんとなくシャッキリしたり低域が粘っこくなったりするから面白い。ここで僕、ふと思い付いてここ数年ずっとダミー状態で配線をカットしてあったリアピックアップをフロントと直列にしてハムバッキングで鳴らしてみるのはどうか、と思い付く。
早速岡田さんに対応して頂いたのだけど、如実にパワーが増して欲しかった低域のコシも出た。
歓喜する僕に「舟橋くんの弾き方ならトーンをカットして、その代わりに回していくにつれてハムの音がブレンドされてくる機構にしても面白いかもね」とこれまたそそるご提案をして下さる岡田さん。確かにトーンをいじるよりも足元にグラフィックイコライザーを置いてそれで高域のカットをまかなった方が機能的。何よりプレべ状態とハムバッキング状態のどちらも楽しめる機能に魅力を感じたのでそうして頂いた。技術力って素晴らしい。
岡田さんのお力とアイディアで日本刀から斬馬刀みたいな切れ味になったぞ!

そして興奮のあまりブリッジも交換。
スケールを計ってセンターを出して頂いて穴をあけて、とちょっと手間のかかる作業になってしまったけれど、快くやって頂けて本当に嬉しかった。
これだけの改造をお願いしながら他の工房より圧倒的に安いのも貧乏バンドマンには有難い。
たまらんなあたまらんなあ!と興奮しながらLoveless Guitarを後にした。


岡田さん、有難うございました。
早速ライブで使ってみましたが、いつもよりアンプでローを持ち上げなくて済みました。
アンプでローを持ち上げるより、本体から出力される段階でローが出ていた方がアンプの癖に振り回されなくて良い。
あと高域指向の僕には放っておいてもローが出てくれる方が音作りしやすい。モッコモコってわけでもないし、欲しいアタックは出るし、今現在の嗜好にはピッタリの一本になったと感じている。

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