チェーホフのかもめ

2016_09_22_001
新栄トワイライトvol.9にて上演されたKitsch「チェーホフのかもめ」に出演しました。
1800年代に生きた劇作家チェーホフの書いた『かもめ』は普通にやると2時間を超える作品になるのだけれども、それを25分でやるというブッ飛んだ試み。お誘い頂いた以上断らない、がモットーなのでどうなるか想像もつかなかったけれど役者として出演してきた。
古典は難しそうだ、というイメージがあったがやはり、というか想像以上に難しかった。演出も苦労しただろうけれども役者も苦労があった。面白かったけれど。
最終的には随分と作り手の意思が見える、ダイジェストだけには収まらない作品になったのではないか、と思います。

僕が演じたのはトリゴーリンという、いってしまえば芯のない流行小説家で主人公からすると随分と鬱陶しい役回り。
年上の女優と付き合いながら若い娘さんにも手を出して、戯曲でいうとたった数ページの間に二人の女性の間を行ったり来たりするそりゃあもうろくでもない奴で。
でも「これは僕、ハマるぞ」と思えたんですよ素人なのに、ええ。自分の過去(!)と照らし合わせたりしながら楽しく演じた。

運営としても今後益々面白くなりそうな新栄トワイライト。
次回は遂に10回目。会場である新栄CLUB ROCK’N’ROLLのアニバーサリー月間である12月に、僕達も10回記念公演を行います。

コメント