ジブリ作品の原体験と大佐。

母によると、僕が人生で初めて映画館で観た映画はスタジオジブリの作品だったらしい。自分で記憶がある最古の劇場観覧映画は「ロジャー・ラビット」だ。

そんな僕はムスカ大佐好きである。ムスカ大佐、と言われてわからない人は是非「天空の城ラピュタ」を観て頂きたい。最高だから。
かくいう僕もつい最近観たというモグリだが。

で、ムスカ大佐である。本名ロムスカ・パロ・ウル・ラピュータ。「天空の城ラピュタ」の悪役である。いや、知る限りジブリ作品最高の悪役と言っていい。
「人がゴミのようだ」「どこへ行こうというんだね」「流行の服はお嫌いですか」「跪け!命乞いをしろ!」等の名言(ネットで見ていると大体の大佐ファンは大佐の全台詞を名言と認識しているようだ)を残した。
この男、実に冷酷で姑息である。悪の美学のかけらもない程悪の美学を徹底して体現した男である。同時に野心を抱いた男の哀しさをも表現している。
余談だが、「未来少年コナン」(こちらは未見)の悪党はムスカ大佐の子孫という裏設定があるらしい。

仕事帰りに井上あずみの「君をのせて」を聴いていたら名シーンが走馬灯のようによぎったのでこんな日記を書いた。

小僧からあの石を取り戻せ!

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