仕事『だけ』が楽しいモードから無事にバンド『も』楽しいモードへ帰還した。

自分の中で「家庭」「仕事」「趣味(すなわちバンド活動)」の3本柱が生活の中心にあるのだが、僕の理想としてはそれぞれにモチベーションが高い状態でかつそれぞれが均衡を保っている事が一番理想的である。3本柱、と区切ってはいるがそれぞれに取り組んでいるのは一人の個人である僕なので、まあ結局はそれぞれが関わり合って循環している状態なわけなので。
とはいってもここ最近絶妙に「仕事」ばかりが楽しい状態で特に新年度が始まってからというもの、仕事によって生きている実感を感じまくる瞬間が多々あり、「家庭」は兎も角「バンド活動」が他の2つよりもちょっと興奮を感じづらい状態になっているのが事実であった。

しかしやはりライブが近付いてきて各バンド、スタジオ練習等で所謂『合奏』する機会が増えてくるとこれが俄然面白い。
僕はバンド活動には未だに浪漫を感じる部分が多く、それというのも赤の他人が何人も集まって、個でさえ変動し続けているというのに変動する個人個人が1つの美しい結実を目指して注力するというのが大変に美しい、と思うのだ。
やはり人と何かを生み出さんとする営みは楽しい。人対人であるが故にそこに齟齬が発生する事も自然な事だ。その齟齬を受け入れて飲み込んで更なる変容を遂げるのか、それとも解決せんと意思の疎通に再度取り組むのか、バンドやその瞬間によって色々な瞬間があるだろうけれども、僕が楽しいのは結局そういう営みとその中で自分がどう在るかという精神修行めいたものなんだろうなと思った。


ベースギターを弾いていると娘が「わたしも弾きたい!」とやってきた。
のでベースを手渡してみると抱える事こそ勿論出来ないけれども見様見真似でかき鳴らすじゃあないか。
初期衝動、をまざまざと見たね。
ちなみに抱えているベースは去年オークションにて手に入れた、所謂ジャパニーズビンテージ。
これについてはまた改めて。