パイプカツトマミヰズのライブで体がバッキバキになった翌日、この日も有難い事に休日である。
起床すると体に残る疲労感。特に体を張るような演奏(これはバンドによる。近頃でいえば白線の内側は体を張るというよりかは頭を使う。鈴木実貴子ズは結果的に体を張りがち。パイプカツトマミヰズは言わずもがな)をした翌日はゴリゴリに体力を削られた感が残るので、日常生活を送りながら回復に努める事となる。

どうやって回復していくかというとそりゃあ寝まくったり温冷交互浴とかに時間を使えるならそれにこした事はないのだろうけれども、そうもいかないのでどうしても食にはしる。
とはいっても普段より若干健康に良い食事を意識する程度だ。この日は冷蔵庫の中にそろそろ痛み始めるんじゃなかろうかという茄子がそのままになっていたので、焼き茄子丼にした。妻や娘(長女、次女)にはまともな朝食を拵えたけれども、まあ僕なんかは野菜と炭水化物を摂取出来ればそれで良い。
さてこの日は妻から「岐阜駅から程近い商業施設で開催されているハンドメイドマーケットに行きたい」と事前に誘われていたので家族全員で岐阜に向かった。
とはいってもぼちぼち家の事をやりつつ(洗濯物だったり自宅の『現状維持』だけで割と時間を必要とする。日常生活は愛おしい)家を出るとなると昼前になってしまう。
朝食を割としっかり目に食べたものの、何だかんだで移動中に正午を越えたので途中で昼食をとる事にした。

国道を走って向かうとなると国道沿いのチェーン店が有力候補。
その中で今回は山岡家をチョイス。僕も妻も大好きなんだよね、山岡家。
今回足を運んだ店舗は店員さんが物凄く親切で「奥の席だし周りに他のお客さまも座ってらっしゃらないので、ちょっとくらい賑やかになっても大丈夫ですよ」と娘(長女、次女)の様子を見ながら声かけして下さった。
山岡家っていうと割とこれまで深夜に足を運んでいたものだから結構ピリついたというか、ストイックにラーメンと食に向き合う場というイメージがあったけれども、そうかこんな優しく家庭向きの山岡家さんもあるんだな。

折角朝食を焼き茄子丼とヘルシーにしたのにここで山岡家の特製味噌で相殺してしまうのである。
特製味噌、中盛り、硬め普通普通。
いやーこれが五臓六腑に染み渡った!ここで本当の意味でエネルギーをチャージ出来た感がある。削られた体力がドッパンドパンに注ぎ込まれたカロリーでどんどん補給されていく感覚。
山岡家の特製味噌、やっぱり最高だなあ。自分の中では最近すっかり町〇商店に『家族で足を運びたいラーメン屋』第1位の座を奪われていたけれども、許されるならば山岡家もどんどんと食べに行きたい。
腹が一杯になると眠たくなる。移動する車内、最低な事に助手席で居眠りしてしまった。最低、と書いたけれども我が家では割と僕は居眠りしてしまう方でありひとえに「運転が嫌いではない」「人の運転だと車酔いする」妻にバッキバキに甘えてしまっている形だ。しかしながらお陰様で回復した。
居眠りから目が覚めると果たしてそこは岐阜駅なのだった。
駅から程近い立体駐車場に車を停めて、目当ての会場へと足を運ぶ。
ほぼほぼ駅から直通の『ACTIVE G』なる複合型商業施設が今回の会場となっている。露店形式というか、施設内のそこかしこで各出展者がブースを展開している形だ。妻の目当てはワンピースを出展しているクリエイターさんだったのだが、現物を目にした妻、ワンピースが気に入らないわけではなさそうだったけれどもピンと来なかったのか購入は見送り。
妻、何だか色々我慢していないかちょっと気になったけれども、他に気になるブースに足を運んで作品を購入したり手を動かすのが好きな娘(長女)とフェルトでぬいぐるみを製作するワークショップに参加して楽しそうだったし、心配は無用な様子。
娘(長女)は綺麗なガラス片掴み取りに心を奪われ、即決断。ホクホクしていた。
僕もあれこれこういうのを見るのは嫌いではないというよりかはどちらかというと好き寄りなので楽しい時間を過ごした。

妻と娘(長女)がフェルト作品製作のワークショップ中、娘(次女)を抱っこ紐で抱っこして2人でどうしたものかとウロウロしていたらまさかの娘(次女)、昼寝タイム。
これはむしろ好機。好き嫌いなく割となんでも沢山食べてスクスクと大きくなった娘(次女)、最近では抱っこ紐を用いたとて相応以上に体に負担がかかる。健やかに育ってくれてこんなに嬉しい事はないのだけれどもね。

熟睡する娘(次女)を抱っこして一足先に車に戻る途中、駅近くのビルのこちらを向いている側を一面空模様に塗った光景に行き当たった。この日の空模様と合致していて何だか空が延長されているようでさえあった。
何たる偶然。熟睡する2歳児の重さも忘れ、一時見入ってしまった。
こういう休日は何気ないけれども、何だかんだでずっと憶えていたりするんだよなあ。