パイプカツトマミヰズで約3年ぶりにライブをした

日曜朝、起床すると妻がどうも体調が優れないようである。
朝方と夕方と急に冷え込むようになったので、妻のみならず娘(長女、次女)2人とも微妙に本調子でないというか「風邪という程ではないけれども100%元気かといわれるとそうでもないくらいの絶妙な不調」が続いている。本人達からは何ら申告があるわけではないけれどもふと見ると鼻水がダラダラ出ていたり(次女)、鼻声が続き鼻をかむ回数が増えていたり(長女)等、そういう感じのじんわりとした不調である。
幸い毎日の検温では発熱はなく、食欲も普段通りなので日常生活を送る分には支障はないのだが親としてはヒヤヒヤするものがある。しかしながら、妻がそんな2人を追い抜かして「体調不良に片足突っ込んだくらい」の不調となってしまった。

この日は娘(長女)の保育園時代からのお友達宅でハロウィンパーティーであり、妻は娘(長女、次女)達を連れて出掛ける予定でしかも僕は実に約3年ぶりのパイプカツトマミヰズのライブなのであった。
お出掛けのみならず娘(長女、次女)達のお世話ともなるとあまりにも妻の負担が大き過ぎる。
吉田君(パイプカツトマミヰズ)に連絡し、この日は急遽、演奏を終えたらライブ会場よりお先にご無礼させて頂く事とした。

見逃す事になったであろう素晴らしい演奏による素晴らしい音楽からなる感動、ひょっとしたら以前より少しは距離を縮める事が出来たかもしれない共演者とのご縁、ああ畜生悔しいなあと今後の糧となるだろう敗北感やちょっとは自分/自分達を誇らしく思えるような演奏後の達成感をメンバーと共有する時間等、ひょっとしたら体験出来たかもしれない瞬間瞬間を自分からすすんで放棄する事はこの場合、バンド演奏に従事する者としては忸怩たる思いを感じるべきなのかもしれなかったが「欲しいものは全部欲しいままにする」と決めた僕の人生、そしてバンド活動に於いて今回の選択が最良であった事は疑う余地もない。
家族の負担を少しでも取り除く事、その時の状況の中で可能な限り尽力する事。
家族の支援あっての活動ならば、この場合「家族の為に」はそのまま「今後の自身の活動の為に」と言って良い。
それでもどうしても妻に負担がかかってしまう事を申し訳なく思いつつ、パーティーに出掛ける家族を見送った。

さて、この日は正午頃から今日の会場である新栄CLUB ROCK’N’ROLLから程近いスタジオで2時間スタジオ練習。
何分3年ぶりの演奏だ、入念に鍛錬を重ねて重ね過ぎであるという事もなかろう。練習し過ぎると本番での演奏に新鮮さが失われるという側面もあるにはあろうけれども、パイプカツトマミヰズに関してはその辺は絶妙な自浄作用(飽きそうになると吉田君の怒涛の小粋なトークスキル発動)で実際飽きる程練習に打ち込む事もなかった。必要最低限、あとは本番のアドレナリンで仕上げようぞという頃合いまで練習。
そのまま皆でテクテク歩いて会場入り。名古屋での演奏で14時過ぎに会場入りだなんて、本当に久しぶりな気がする。


会場入りするとまだ共演者は誰も来ておらず、我々のリハーサルまでもまだ時間が結構あった。
そういえば物販ないよねだなんて話をしていたらこの日から登壇するドラム担当ボランティアメンバーの炭酸さんが普段自身のライブではワンコイン整体を物販で展開しているという話になり、丁度時間があったので簡単な施術をお願いした。
近頃は炭酸さんの施術が一番体が軽くなるというか、血の巡りが良くなる実感がある。
ゴリッゴリにほぐして貰い良い感じに背中が軽くなって喜んでいたところ、CLUB ROCK’N’ROLL PA井藤さんが輪の中にいたので「井藤さんも体張ってそうですねえ」だなんて話の流れから井藤さんも施術を受ける事に。予想通り滅茶苦茶張ってたそうです、井藤さんの肩から背中。
共演者のリハーサルを見つつ諸々準備して、自分達のリハーサルを終えるともう1時間もしないうちに本番開始なのであった。
この日のパイプカツトマミヰズはトップバッター。


何故か吉田君を睨みつける筆者。目つきの悪さ故、である。これでも演奏中。
久々のパイプカツトマミヰズの演奏だったけれども、やはり4人のうち1人が変わるとなると演奏も随分と変わったものになる。しかも変わった人間がドラマーなので一番(少なくとも演奏する身としては)変化を実感しやすいテンポ感覚や時間感覚が変わるので興味深い。
炭酸さんの演奏は時折駒田君リスペクトを感じつつも炭酸さん節というか炭酸さんが考える『パイプカツトマミヰズのドラミング』である。当たり前か。時に堅実に時にぶん回すようにリズムや呼吸を動かしていただいた。流石、の演奏。
しかしながらその相棒役を務めるはずの僕自身の演奏だが、自己評価ではううむ、どうしても100点満点中70点がいいとこである。ご覧になっていただいた方には申し訳ないのだが、あの日その瞬間では勿論ベストを尽くしたのだが振り返ってみて/映像や録音で振り返って「もっとああすれば良かった」とか「ああしたかった」みたいな自己評価による原点方式を反映しての点数である旨、明記しておきたい。もっとやれるよなァ、俺。


pedalboard2026.10.11。
この日運用したペダルボード。久々にパイプカツトマミヰズ用に組んだので以下、若干細かく記録。
久々にパイプカツトマミヰズ演奏用に組んだ!とはいえ特に変わった点もないのだけれども轟音かつ爆音の中で如何に「今私がどんな演奏をしているのか」明瞭にする為にコンプレッサーを常時オン。今回はBOSS BC-1Xを選択。手持ちのコンプレッサーの中で操作が簡単な割に威圧的な圧縮感を演出する事が出来、しかしながらノイズは持ち上がらない実に扱いやすいコンプレッサーである。
適度な圧縮感と歪み感を付加する為にかけっぱなしのFENDER THE BENDSの上から更に重ね掛けという事になるが、威圧感を良い感じにマシマシにしてくれた。パイプカツトマミヰズでは基本この音で良いのかもしれない。
EarthQuakerDevices AoiオーバードライブのEQ部分をこれまでにない程ブースト傾向で使ってみたのだがこれがハマッた。気持ち良過ぎて演奏終盤では常時オンにしてしまった。演奏がオーバードライブに引っ張られるなんて事、あるんだな。
BOSS ODB-3(sonicbrew studio mod.)は過激なディストーション枠として用いたけれども弾幕を張る又は雷を響かせるような歪みが本当に得意なペダルだなと実感。
electro-harmonix BassBigMuffπ2は他のペダルとの音量バランスの兼ね合い上、ある程度音量を出した方が体感的に低域がちゃんとついてくる感じがある。そこまで爆音ではないけれども「ちょっと大き目」の方が弾いていて(=この場合は兼聴いていて)気持ちが良い。

演奏終了後、まだイベントが始まったばかりで賑やかなCLUB ROC’N’ROLL内。挨拶もそこそこに機材や楽器を抱えてお先にご無礼する。演奏直後なので体が火照っており、歩きながら汗が流れ出てくる。この状態で市営地下鉄に乗る事に心理的に抵抗を感じたしアドレナリンが出ている故「このまま歩いて帰ってしまおう」と決意してグングン歩くも程なくして「いやそれだと余計時間かかるぞ」と気が付き、慌てて走ってきたタクシーに手を挙げた。
「良かったらパイン飴、どうぞォ」と激烈に感じの良い運転手さん。女性の運転手さんは久々な気がする。超絶感じが良く楽しくお話させて頂いている間に自宅前まで送り届けて頂いた。
帰宅すると妻と娘(長女、次女)達はまだパーティー中。妻に連絡すると体調も良いらしい。一安心。
娘(次女)だけ先に迎えに来て欲しいとの事だったので徒歩圏内のお友達宅に向かい、娘(次女)を連れて帰る。お菓子やらあれこれ食べ続けていたらしい娘(次女)、ほとんどお腹は減っていないようだったけれども夕食を2人で食べた。
妻と娘(長女)はお友達宅でカレーを食べて帰宅。有難い事この上無し。