白線の内側、ちょこたんの導きによって喃語(from北海道)と相まみえるの巻

8月30日。夏休み最終日である。
僕に夏休みらしい長期休暇はないけれども(夏季休暇、はあるよ)この夏休み最終日、栄TIGHT ROPEにて開催された『SPECIAL ISSUE!!!!×喃語フルアルバム「あうおあう」レコ発名古屋編』に白線の内側で出演した
SPECIAL ISSUE!!!!は今や旧友と言っても良い(と僕は勝手に思っている)ちょこたんが企画するイベントでこの度、目出度くも15周年を迎えたとの事。15年間1つの事を継続する事がどれだけ難しいか同い年として理解出来るつもりだけれども、なかなか出来る事じゃあないぜこれは。凄いねちょこたん!
喃語は多くのバンドから「素晴らしい」と称賛を以てして語られるのを聞いてきたバンドfrom北海道である。
いつか相まみえたいと思っていたのでちょこたんから今回の企画へのお誘いを頂いた時は「おう、こりゃあ出張ろうぜ!」とメンバーに言外の圧力をかけた(多分認識されてない)程である。
演奏する側として二重の意味で気合いが入る日だったというわけ。

正午頃開演の公演なのでリハーサルが最初の我々は会場に10時入り。
名古屋市中区栄で日曜の午前10時から相応の大音量でベースギターを鳴らすなんてそうそうある事ではない。
リハーサルが始まるまで何だか不思議な気分なのであった。


というわけでこの日のペダルボード。pedalboard2026.08.18。
ノイズも込みで「今自分が何をやっているのか」を圧縮して聴かせたいが為に導入したCS-2を前段に繋ぐと、OC-5のサブオクターブが安定するという事がわかった。安定しつつアタックがモリッと出てくるのでフレーズの音の飛び方も前にグイッと出てくるようになった。思わぬ発見。何だかんだでOC-5のエフェクトシグナルを歪ませたりフィルターかけたりせずに「そのまま出力する」のが一番理想の似非サイン波であると気付いたので、OC-5の音を変えずに音の飛び方だけを変えられるこの発見は大いに有益なのであった。
ところでCS-2といえば内部に降圧回路(その昔のBOSSのACアダプターは12Vくらいの電圧があったのでペダル側に降圧回路を仕込んで9Vとして駆動させたという事らしい)を持っており、通常の9Vを流し込むとこの回路故に正常に動作しない事があるそうなのだけれども(これを防ぐには電池駆動、又は分岐コードを使ったデイジーチェーンでの降圧回路のバイパスの2種類の方法がある。又は降圧回路自体を外してしまうか、だ)、実際にペダルボードに仕込んでエンジンルームで鳴らしてみると確かに圧縮されている感じはあるけれども、正常動作しているかどうかは、ううむ、確かに元気がないような。もっとバッコンバコンに圧縮されていたような気もするし。まあ、スタジオで大きな音で鳴らしても問題なく今回の用途に限っては使えてしまったのでそのまま仕込んでしまっている。したがってCS-2は手加減状態。


喃語の演奏を観るちょこたん。
喃語、期待してライブを観たのだけれどもいやー、凄かった!そりゃあ絶賛されるわけだ。滅茶苦茶強いバンド。
楽曲の発想も凄いし演奏力も高いしアンサンブルも強靭だし一体何喰ったらこういうバンドになるの。
凄い事をサラリとやる、やり続けるライブだったのでそのうち「あ、れ…これって、凄い、んだよね?」みたいな気持ちになってきてつまりこちらの認知さえもバグらせてくれるという事。
ああ、もっと練習しないといけないなと思えた。幸いにして喃語のメンバー諸氏から相応以上に「良かった!」と我々の演奏を気に入って頂けたみたいでああいう演奏をする人達に何かしら感じる部分があったというのは、そりゃあ悪い気はしないばかりかちょっとばかし誇らしいよ僕ァ。いや嘘ついたわ、嬉しいわ素直に嬉しいわ!
喃語、凄かったナァ。10月にも名古屋で対バン予定なので(今度は僕はパイプカツトマミヰズで演奏)楽しみである。

この日の白線の内側の演奏を振り返ると、新しくセットリストに取り入れた新曲もリアクション良し。
樫山君の演劇をやっていたバックグラウンド(「やっていた」とか「バックグラウンド」とか言って良いのか疑問だが)が活きる曲である。僕も弾いていて楽しい。
あと明確に実感としてあるのが恐らくこれはメンバーも感じていると思うのだけれども、白線の内側での演奏に於いて『やりたい事』がバンドとして表現出来ている瞬間が以前と比べて増えてきているなと感じている。
バンドで演奏する音楽、表現そのものに成れる感覚というか無心で演奏して呼吸で合わせる/どうにかする、出来ている瞬間が増えているなという実感。
こうなってくると俄然バンドはより一層楽しくなってくるのである。

終演後、ライブハウスを出ると15時。少し前まで女子大小路の結構高い場所で北海道から来たバンドが凄まじい演奏をしていたとは思えない、日曜日の栄の午後がそこにあった。現実味が全くないってもんだ。
我々の演奏を観た後に一度出掛けた妻と娘(長女、次女)達が栄の女子大小路まで戻って来、迎えに来てくれた。
これからは家族の時間。朝から家を空ける事を許してくれた家族に感謝。家族のお陰でバンド活動が出来ている。
車に乗り込んで辞去した。ちなみに喃語一行と金森君は10時間近く打ち上げをしたそうだ。つまり25時まで。
すっごいな!