BOSS ODB-3(sonicbrew studio mod.)を修理して頂いて復帰させたので備忘録

10月になり、久々の(前回の演奏が2023年の11月だったのでほとんど3年ぶりである)パイプカツトマミヰズのライブが近付いてきた。
「やはりここはいっちょ強力な歪みを搭載したペダルボードを再構築する必要があるな」と思い至り機材棚をひっくり返して歪みペダルコレクションを矯めつ眇めつした。


「定番」「スタンダード」といわれるものは、それだけ多くの人に選ばれるだけあってやはり良いものが多い。
BOSS ODB-3はこれまでもパイプカツトマミヰズでの演奏の際にペダルボードに仕込んできたけれども、いざ今回も引っ張り出して鳴らしてみようとするとどうもスイッチの反応が悪い。オンにした際の出音は得も言われぬ攻撃的で豊かな、さながら雷のような高域を伴った豊かなディストーションサウンドで「最高!」という気持ちになるのだが、いざ踏んでオンにならないというのは大変に具合が悪い。
そこで思い出したのがかつては調子が悪くペダルボードに入れていなかった改造済みのODB-3、その後小池さん(ELECTROGRAVE)に不具合箇所を修理して頂いた事であった。
機材棚からペダルボードに組み込んで鳴らしてみる。やはり滅茶苦茶良い。改めて付き合う価値は150%アリアリだ。

思えば人生で初めて取り組んだSNSであるmi〇iで出会った北海道の個人工房『sonicbrew studio』の北方若三さんに当時所有していたODB-3を送り、改造を施して頂いたブツである。当時の日記を振り返ると改造を施されて返送後すぐに人様の録音で使ったみたいだね。もう17年前の事なんだな。sonicbrew studioはインターネットで調べてみても情報が出てこず、どうやらその後工房として活動もしていらっしゃらないようなので本機は2度と手に入る事のない遺物という事になる。北方さん、僕ァまだ愛用してますよこれ。

コントロール部に増設された3モードは左から「歪みのジャリジャリ感を削いだマイルドな歪み」「ゲインを上げると低域もマシマシになる歪み」「従来のODB-3に近い歪み」の3モード切替。モード切替スイッチについては正直オリジナルODB-3モードが一番好みでそのモード以外ほとんど使わないのでなくても良いかな、と思いつつ壊れるでもないのでそのままにしている。
フットスイッチ部分に増設されたスイッチがかつて物理的に折れており、更に大破する事を恐れて隠居状態だったのだが小池さん(ELECTROGRAVE)によってゴツめのスイッチに交換して貰った事で無事復帰。このスイッチではエフェクトシグナルのみに効くローミッド・ブースターのオン/オフを切り替える事が出来る。オン/オフに伴ってコントロール部右上に増設されたLEDも切り替わる仕様。このローミッド・ブースターが実に優秀で人によって/時によって感じるODB-3の歪み信号の低域不足が実に自然に解消される。今回このローミッド・ブースターのオン/オフをスイッチで切り替えながら音出しをして気付いたのが、自身が従来通りの中低域がスカッとしたODB-3の音も決して悪い音だとは感じなくなっていたという事。
これはこれで割り切りの良いカラッとした歪みで良いじゃあないか、と感じたのである。故にフットスイッチで2種類のモードを切り替え出来るこの改造は秀逸。

EQ部分でHIGHとLOWを少しずつブーストしてGAINは12時に設定、それをBALANCEコントロールで徐々にドライシグナルに混ぜていくと時計の9時の位置で丁度良い具合になった。各コントロールをあれこれ触ってみても、結局このODB-3で一番好みの音がするのはこれまでもそうしていたこのセッティングに落ち着くのであった。
北方さん(ex.sonicbrew studio)によって改造を施され、小池さん(ELECTROGRAVE)によって修理を施された本機、俄然最高なODB-3なので今後も強力なディストーションが必要な際は使っていこうと思った。
勿論、今回のパイプカツトマミヰズ用ペダルボードには組み込んだ。


『強力な歪み』問題を解決して一安心。
就寝時、娘(次女)がアンパンマンギターを抱き抱えてベッドにイン。
このギター何が便利ってブリッジ部に紐でピックが結わえられている。これなら絶対になくならないね。ピックってよくなくしてしまうからね。