春の出会いにのっかって-各務鉄平編-

何だか最近訪問者数が増えているのは何故だろう?皆様気が向いたんだろうか?
睡眠不足は人間の体力、精神力に著しくダメージを与えるが、逆に寝過ぎでもダメージを与えると再確認した今日。

さて、では最後。我々のバンドの裏番長、各務鉄平編行きます。

大学4年生の頃である。丁度不完全密室殺人が始まる前にやっていたバンドに加入した頃の話。所属していたサークルの部会には春先という事もあって毎週フレッシュな一年生が顔を出していた。新しい出会いには無条件でワクワクする人好きのする僕は、内心「良い良い」とほくそ笑んでいた。そんなある日の事だ。
部会中、同期の落合氏(Qucumbers)が僕を呼んでいる。行ってみるとナンバーガールが好きな一年生が入ってきたとの事。気があいそうだから話をしてみたらと薦められて出会ったのが各務鉄平である。
その時は普通に音楽の話をし、あり大抵の先輩後輩関係であった。ゴイステのコピーバンドでジェームス・イハのようにギターを弾いたり、長淵剛のコピーバンドで痙攣しながらベースを弾く彼に興味をそそられたものの、彼は早速後輩のバンドに引き抜かれていったし僕は僕で動き出したばかりのバンドが忙しかったので彼と一緒に何かやろうという魂胆は別段生まれもしなかった。だが夏が過ぎた頃にはスタジオで先輩を交えて深夜まで(深夜から?)ジャムったり、宅録っぽい事を二人でして遊んだりしていた。

で、ここで絡んでくるのが前述の山田康裕である。
彼とエフェクターの売買で久しぶりに会う事となった。ラーメン屋で腹ごしらえをした後うちに来た山田くんに軽い気持ちで自分と一緒に音楽をやらないか誘ったのである。
彼と「バンドやろうぜ!」と盛り上がった数秒後には僕は自然な成り行きで各務鉄平に電話していた。「気持ち悪くて格好良いギターリストがいるので彼も引き込もう」と、軽いノリで始めた企画に優秀なる後輩を引き込もうとしたのである。
時間は深夜12時過ぎ。当然地下鉄はないが無理やり来てもらった。
電話越しで放送禁止用語を口走るくらいハイテンションの山田康裕とも無事に打ち解けた各務鉄平は、その後もサポートとして参加する事になり、春先には正式に加入する事となった。
その後、ライブが実現する運びになった折に3人でドラマー神田佑介を勧誘。彼は彼で展望が見えていたようでここに現在の不完全密室殺人が出来上がる事となったのである。

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