白線の内側、ベース録音終了。

2月になった。
吹く風も冷たく、寒さもいよいよ厳しくなってきた。
幼い娘が火傷するのを避けるために床置きの灯油ストーブを避けてきたけれども、いよいよエアコンの暖房機能では追いつかなくなってきたなと感じる。それでも結局今年もどうにかなってしまうのだろうけれども。

2月のバンド活動は白線の内側のレコーディングから始まった。
新作に向けてここ最近重ねてきた(これとかこれとかこれとか)ベースパートのレコーディング作業だが、遂に無事終了。
何だかんだちょっと凝った事をやったのは最初の一曲のみで、しかもその内容というのも「クリーントーンとファズトーンの同時録音、それぞれサンズアンプ(クリーンにはver.2、ファズには初期後期型)をかけるという程度のものだ。今回は空間系とか曲に合わせて馴染ませる作業とかも全てをメンバーであり兼エンジニアの金森君に任せようと思っているので、録音の段階では出来るだけベーシックなものをアウトプットする事に注力した。録りながら「この曲のベースは曲の中でこういう位置だと思うんだよね」「わかりますわかります」みたいなやりとりを金森君とした。彼は曲を様々な角度から俯瞰的に捉えてくれているし、僕という演奏家の個性を踏まえた上でミックスしてくれるだろうから、録りながらの会話以降は手前のパートについてとやかく言うつもりも特に、ない。
メンバーにこういう人がいて、かつそのメンバーがミックスも担当するとなるとこんなに心強い事はないなと思う。


Dispatch MasterとかBL-44とかRV-6とか繋いであるけど結局使わなかった。
Dispatch Masterは発信させてサウンドをある曲に重ねてみてはどうか、と試してみたものの一瞬で「あ、違うわ」となった。
そういうのも、趣がある。

録音を終えてから、金森君が最近ハマッているペダルについて色々話を訊く。
Chase Bliss Audioのペダルを買って世界が変わった、と。いや確かに僕も気になってるブランドだけど高いし、怖い。
気になってるけど。