moogerfooger LOWPASS FILTER

d7eddadd.JPG実最近、新兵器を導入した。シンセサイザーを開発したmoog博士の技術が込められたmoogerfoogerのローパス・フィルター。

その名の通り低域(ロー)を通過(パス)させるフィルターである。CUTOFFツマミで設定した周波数以上の音をバッサリカットする。で、それにエンベローブ・フォロワーでタッチワウ効果を得られるというものである。

完全アナログらしく、各界で絶賛されている。
興味はあったのだけど安いものではないので気軽に購入というわけにもいかなかった(実際真面目に価格を調べてみると思っていた以上に高くはなかったのだけど)。
だけどもある人が実際に使っている音を聴き、その音の太さ、存在感に唸ってしまった。フィルター系には興味がなかった僕にさえもその音は魅力的だった。
たまにあるのだ。そのペダルの魅力にとり憑かれたようになってしまう瞬間が。
というわけで新年早々に購入。

事前に色々と調べてはいたものの、フィルター系のペダルに真面目に取り組んでこなかった事もあってかかなり苦戦した。BLENDツマミを安易に振り切ってみたり、カットする周波数を色々設定してみたりするのしたのだけれどもようやく少しだけコツが掴めた気がする。

試行錯誤の末にあのくぐもったフィルターがかった音が出た瞬間は軽く感動してしまった。なるほど、こりゃ重宝されるわけだ。
想像力を刺激し、ついつい踏みたくなる。安易にボードには組み込めない。使うタイミングを選ばなければただのひけらかし。それをするには、そんな扱いをするにはこいつは勿体ない。

面白いのがRESONANCEツマミを一定以上に設定すると自己発振するという事。飛び道具なようでいて効果的に使えば唯一無比な音が出せるだろう。

末永く付き合っていけそうなペダルである。

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