『鮭のホイル包み焼き』と『埋もれたナス達の叫び』

久しぶりの『チャレンジ!クッキング』である。

音楽と料理はよく似ていると言ったのは誰であったか、誰であるにせよ至言である。

経験や完成が結果にズバリ反映される点もそうだし、過程においてその製作者の性格が出るのも然り。

その点で論ずるのであれば、現在僕の料理は若干迷走中であると言わざるを得ない。『男(或いは漢)の料理』というキーワードに踊らされているのだ。

『男(或いは漢)の料理』。

その言葉から連想するのはざっくばらんにブツ切りにされた食材達に、目分量で叩き込まれた調味料、そして豪快ながらも野生の旨味を感じる料理である。

その野性味とある種の整合性が同居した『男(或いは漢)の料理』だが、それらは全てが経験とそれからくる勘に裏打ちされているという事を僕は知らなかった。

知らなかったが故の、今回の結果だろう。

今回挑戦したのは『鮭のホイル包み焼き』。ホイルに各種食材を包んでオーブンで焼き上げるだけで、鮭と食材の旨味がにじみ出るデリシャスな料理である。お好みでチーズをのせても旨いそうだ。

で、そんな手軽でおよそ失敗するとは思えない料理で、何故失敗する。

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『鮭のホイル包み焼き』

敗因は次の二点だろう。

その1.食材詰め込み過ぎ。

その2.料理酒入れ過ぎ。

食材を詰め込み過ぎたせいで満足に『包む』事ができず、仕上がった頃には汁が漏れ出していた。不測の事態でオーブンを汚すのはテンションが下がるし、精神衛生上宜しくない。

そしれ何より料理酒を入れ過ぎた事によって『鮭のホイル包み焼き』ではなく『鮭のホイル包み蒸し』或いは『鮭のホイル包み煮』になってしまった。ホイルをあけた瞬間、ビシャビシャになっている中身を見た瞬間頭の中で危険信号が鳴り響いた。

冷静に考えれば理解できたはずである。ただでさえ水が出るたまねぎに、汁が出る酒。料理酒は気持ち程度で良かったはずなのだ。ドボドボ入れた僕が悪い。

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『埋もれたナス達の叫び』

さて本日はもう一品。

適切な名前が出てこなかったので『埋もれたナス達の叫び』とでもしておこう。

以前友人宅にて僅か数分で出来上がってきたのを食べ、旨いと気に入って以来いつか挑戦しようと思っていた料理である。

これが、簡単な割に旨い。ナス丸々二本をあっという間に消費してしまった。

これはまあ成功といえば成功だろう。

とりあえず二品もポン酢をかけて食べる料理があると、若干飽きる。

『鮭のホイル包み焼き』の覚書

・鮭の切り身をアルミホイルの上に置き、塩、胡椒をふる。

・たまねぎとしめじを適切な大きさに切ったりちぎったりする。

・料理酒を『適切な』量かける(この際、バター等を鮭の上にのせても良い)。

・ホイルの量端等、汁がこぼれ出ないようにしっかり封をする(2回以上折ると良い)。

・オーブンで適切な時間焼き上げる(今回は両面グリルモードで25分)。


『埋もれたナス達の叫び』の覚書

・ナスを薄切りにする。

・大根おろしを大量につくる。

・大葉を細かく切る。

・皿の上に薄切りにしたナスを綺麗に敷く。

・ナスの上に大葉を散らす。

・さらに大根おろしを盛る。

・ポン酢をかけ、レンジで数分チンする。

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