さようなら、ラーメンのり平。

大学時代に通ったお店が今月一杯で閉店する、と聞いた。
それまでそこにあったものがなくなるって事くらい、僕は大丸の閉店で嫌という程痛感したはずだったのに、今回もまた、いざなくなると聞いて唖然とする事しか出来なかった。

サークルのライブの打ち上げを二次会までやっておきながら名残惜しくて始発までそこで盛り上がったり、合宿から帰ってきてそのままそこで飲み会になだれ込んだり、毎週金曜の部会の後はそこでワイワイやったり。
先輩に連れられて行った一年生の頃、同期とサークルの運営について議論を重ねた幹部時代、大学に泊まり込みで卒論を書き、夜中の三時に空腹を満たしに行った四年時、ちょっと手を出した後輩(♀)が別の後輩(♂)とその店から消えて、別にそうなる間柄でもなかった割に怒り狂ってその辺を狩った(大変痛々しい)卒業ライブの打ち上げ(もう8年も前の話だ)、あの店は学生時代の様々な瞬間を彩ってくれた。
卒業後も行く度に、たとえどれだけ間があこうと顔を忘れる事なく憶えていて下さる大将に、毎回嬉しくなったものだ。


ちょっと贅沢したい時はザルトロを食べた。


「世界で一番美味い生中」と定評があった。

ラーメンのり平は平成元年から八事で多くの学生の胃袋を満たして、いや、満たし続けてきた。


多くのメニューが、大将兄弟とともに多くの学生に愛されてきた。元学生、にも、勿論。

本当にご馳走様でした。
そしてお疲れ様でした。僕の学生時代を、素敵な思い出で彩ってくれて本当に有難うこざいました。
有難う、そしてさようなら、ラーメンのり平!!

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