さよなら大丸プロジェクト コンピレーション『今池午前二時』遂に発売!!

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さよなら大丸プロジェクト
コンピレーションアルバム「今池午前二時」
HFR-002
CD2枚組、特典DVD付
¥550

遂に、本日2012年8月29日に発売になった。
まだ行けてないのだけれど名古屋 栄PARCO店では非常に大規模な展開がされているそうだし(近日中に行って記念撮影してきます!)、熊谷MORTAR RECORDではブラックサンダー付で販売しているとの事。
勿論、TOWER RECORD、HMVでも取扱があります。一般的にインディーズバンドのCDを取り扱っているCD店なら取り寄せも可能なのではないでしょうか。

最初にこのコンピの話を聞いた時は胸が躍ったし、第一回会議で詳細を見た際、参加バンド/アーティスト一覧を見た時にはあまりのボリュームに驚いた。完成品はもっとボリュームがあったけど。当初の予定では2枚組になるだなんて想像もしてなかったもの!まさに大丸のコンピに相応しい「出来上がったら量多かった感」。
勿論中にはタイミングが合わなかったり、諸々の事情で参加出来なかったバンドもいる。けれどもその人達とて大丸に対する情熱は何ら変わらない、というのは十二分に理解しているつもりだ。
そんな中で僕は3曲参加している。
ちょっとそれについての解説というか、思い出話を。折角の発売日だしね!

Disc1 M-17 JONNY/ROCK’N’ROLL the girl
思えばJONNYのメンバーとも何度も大丸に行った。ライブの打ち上げ後、泥酔した佐藤さんと篠田君と大丸まで行き、佐藤さんはそのまま寝てしまったり篠田君は突然ズボンを下ろしてお店の前の発泡スチロールにお尻を突っ込んだり(トイレと勘違いしたらしい)。歴代サポートメンバーとも行ったし、野々垣君とも行った。
お店に行く度に大橋さんは佐藤さんの事を「ロックンロールのおねえちゃん」と呼んでいて「今日はロックンロールですか」と声をかけてくれて。今回JONNYとして佐藤さんが書き下ろした曲「ROCK’N’ROLL the girl」はそんな佐藤さんの大丸ラーメン、そして大橋さんに対する敬意と愛情に満ち満ちている。
曲を聴かせて貰う前に「今回は泣ける曲だよ」とか「歌詞に関しては本当に和訳も併せて読んで欲しい」と自信満々に言う佐藤さんに対して僕は「へー」とか「あー」だとかいつも通りの薄ら笑いを浮かべて受け流していたのだけど(勿論良い曲は出してくるとは思っていたけれども)、まさかあそこまで良い曲だなんて。
メンバー共有用のURLから歌詞をダウンロードして読んで、僕は泣いた。
「やばいって多いって」とかギャーギャー言いながら大丸ラーメンを啜っていた佐藤さんは、確かに心の底から大丸ラーメンを愛しているんだなってそんな風に再認識した。
URLを教えたところ、数分後に柴山社長(ONE BY ONE RECORDS)から号泣して電話がかかってきた。率直に
申し上げて、あんなに号泣する30代男性は初めてだった。
それくらい良い曲。
今回はアコースティックver.で収録されています(僕は声とコーラスで参加)。ライブでやっているバンドver.は次のJONNYの音源で、な!

Disc2 M-7 DM-ed SOUL/大丸テレフォンだ!りんりんりん!
今回のコンピ打ち合わせの際に、真面目な顔で話をしていた柴山社長が隣に座っていた僕にボソッと「舟橋、一緒に何かやる?」とふって下さったので即答で「やりましょう!」と答えたら実現したユニット。
実はこの形になるまでには紆余曲折がなくて、やれバンドでやろうって話が流れたりそろそろやらなきゃねって話が流れたりして締切ギリギリに柴山社長から「クロさん達、絶対に俺は何もやらないと思ってるからこそ俺はやりたい!」という熱意ある連絡を頂き、数日後にレコーディングに踏み切った一作。しかし、ラストの追い込み具合は凄かった。空いている日時を連絡してから数日後には何をやるか、どこで録音するか、何を用意すれば良いか全部決まってたものな。柴山社長の大丸ラーメンへの愛情と、大丸ラーメンへ通った日々を象徴するような一曲。
レコーディングエンジニアにTWOFOUR若杉さん、そしてディレクションにONIGAWARAからSHINYAを迎えたこの曲は自身のレーベルであるONE BY ONE RECORDS所属のJONNYのインストゥルメンタルをバックに(「これ許可取ったんですか?」「篠田は”いい”って言ったよ。それに原盤権は俺にあるんだ!!」「…」)柴山社長が僕を大丸に誘う事から始まる大丸トーク。
聴き所は会話内容は勿論、「夏場の大丸のモヤシは臭い」って下りから奇跡のシンクロ率で発生するフィードバック!会話内容も即興、一発録りで会話の流れの編集もしていない中であのシンクロっぷりは正直興奮した。

Disc2 M-10 パイプカツトマミヰズ/RUMAIDA☆RUMAIDA
大丸の奥の冷蔵庫(調味料とか入ってる方ね)、大橋さん側に多くのフライヤーに埋もれて一枚のフライヤーが貼ってあるはずである。
「パイプカツトマミヰズpresents ミッドナイト奉仕活動vol.1」。
不完全密室殺人も出演したこの企画のフライヤーが貼ってあるって事は大丸とパイプカツトマミヰズの付き合いは昨日今日に始まったわけでもなく、吉田君や駒田君と話していても学生時代に結構通っていたそうだ。そりゃそうだよな、嫌いなはずないもんな、彼らが。
大橋さんから「先日名城大学のバンドさんが来られました、何やらバンド名聞いたけれどもワシようわからんもんで。バンド名の意味を聞いたら”おじさんおじさん、僕達のバンドは去勢されたミイラって意味でのバンド名ですよ”言われたです」って話を聞いたのが僕の中での大丸とパイプカツトマミヰズとのリンクの第一歩だったりする。
勿論一緒に行ったりもしたし(ヒズム君は県外から来たバンドのメンバーに「ここのお薦めは炒飯ですよ」とか言ってた)、何だかパイプカツトマミヰズのイメージって大丸にしっくり来ると手前事ながら思っていたりする。
そんなパイプカツトマミヰズの最新音源がこちら、「RUMAIDA☆RUMAIDA」。
シンセサイザーを購入した駒田君がメインリフと曲構成を持ってきて、皆でアレンジをして仕上げた一曲。
コンピ参加がきっかけになって今池HUCK FINNとパイプカツトマミヰズの縁も結ばれたので、この御縁は今後も大切にしたいなと思っている。
余談だけれども今回のレコーディングを担当して下さった加納さん(THE PYRAMID)はこの曲のレコーディング後、ミックスに際して初大丸を遂げたそう。

そして特典DVD。
これには犬丸ラーメン ワンマンライブの4時間半の様子が今池HUCK FINN クロさんの手により20分に凝縮されて収録されている。是非、今池HUCK FINN一同、クロさん、そして我々犬丸ラーメン、大丸ラーメンに大橋さんに恋焦がれてその情熱を燃やし上げた”本気”を楽しんで頂きたいです。
ちなみに、メイキングも入っています。

各バンドのコメントも愛情に満ちていて観ていて清々しいし、大丸ラーメンが食べたくなる。
コンピ収録アーティスト以外の方々も、それこそ名古屋の大先輩から普段ライブではあんなになってるあの人達まで多くの皆さんが出演、大丸への思いを口にされています。僕もちょっと出ているよ!

兎に角、この盛り沢山の内容で550円っていうのは破格。
二人で併せて1100円をレジで出すのも気が利いてるかもしれませんね(笑)
もし「鞄手荷物忘れもんないように」だとか「すいませんでぇす」って切り返す店員さんがいたら是非ご一報を!

マストバイ!

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