パイプカツトマミヰズでレコーディングしてきた。

帰宅してちょっとした作業を済ませ、今こうしてPCの前に座っている。

今日はパイプカツトマミヰズのレコーディングだった。
こう書くと何て事ないけれども、実に4年ぶり、12時間に及ぶレコーディング作業だったと書けばちょっとはその言葉に重みが増すだろうか。いずれにしても、実に実りの多い時間だった。ふむ、作業工程はまだまだ残っているとしても、だ。
現時点では順調そのもの、順風満帆に未だ見ぬ過去最高の新音源に向かって我々バンドメンバーとレコーディングチームは突き進んでいる、と言って過言ではないだろう。

今回レコーディングで訪れたのは千種区Studio SunBeat。スタジオを経営しているのが友人であり吉田、駒田両メンバーの大学時代の後輩であるひろぼー君(a Soulless Pain/GOONIES NEVER SAY DIE!!)で、吉田君の「どうせお金を使うなら縁のある人のところに使いたい」という至極尤もな理由(何とも後輩思いの発言ではないか)からここに決まった。
当初は6時間で予定していたレコーディングも何だかんだで12時間。予定オーバーもいいとこであるけれども、久しぶりのレコーディング作業にしてはスムーズに進んだと思われるし、演奏も集中力が途切れずに良い感じに進んでいったと思う。
所謂ドツボにハマらな、いや、ハマッた。

最近出来た新曲で鬼のようにキメが多い『女子会狂い』という曲があるのだけれども、この曲はまず憶えるのが大変だし憶えても体がそれについていくのが困難なキメ具合である。大の大人5人が悲鳴をあげながら(悲鳴が奇声に変わるのにそう時間はかからなかった。駒田メンバーに鈴木ボランティアメンバーはミスをすると奇声を上げる傾向にある)演奏を重ねた。
そう、書き忘れていたけれども今回も「いっせーのーせ」の一発録り、誰か一人がミスをすれば全員が初めから演奏をし直す事になる。ほんのちょびっとだけ、文明の利器、使いましたけどネ。
ドツボにハマッたけど休憩を入れて1テイク目は演奏の精度が異常に上がる。集中力と精度が違う。やっぱり気分転換って大事なんですね。

心配していたノイズ問題もいざ現場入りしてみたら然程問題でもなさそうってんで、対策として作ったコレも使う事なく出番を終えました。今後の事を考えて一応保管しておこう...。


レコーディングではBOSS CS-2も大活躍。このバンドでの演奏では高音弦も音圧を保ってくれるコンプレッサーは有益だ、と思っていたけれどもコンプレッサーをかけてから歪ませるとまたオツであったので、結構ガンガンかけちゃった。
人によっては「コンプレッサーをかけてから録る」=「かけ録り」は嫌がるエンジニアさんもいらっしゃるようなのだけれど、今回エンジニアをお願いした金森君(MoNoSiRo)は音色としてコンプをかけたい僕の気持ちを理解してくれており、使う事には全く抵抗がなさそうだったのでオラオラと気持ち良く圧縮。
グワッ!グワッ!とかかる様が気持ち良い。もうほとんど歪みモノみたいな気持ちでオンオフしてたなあ。

まだまだ作業は残っているが、どうか完成を楽しみにして頂きたい。
良い作品になるだろう、という予感は恐らくバンドメンバー全員が抱いているはずだ。

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