フレーズに合わせて出したり引っ込めたりしたいアナログ・ディレイ。

仕事に於ける「人と数字を比べる事をせずに真摯に目の前の顧客に向き合う」という決意だが、これがなかなか継続する事が難しい。営業の会社なので成績表が嫌でも目につく形で支店にメール送信されてくるのである。メールに添付ファイルで添付されてくるもんだからファイルを開きさえしなければ良いのだけれども、かつての性(サガ)が邪魔をしてついつい見てしまう。
で、一喜一憂するってわけ。駄目じゃん!

色々感じたり考えたりしながら本日の仕事終了。娘を保育園に迎えに行き、帰宅後は夕食の調理。
篠島のしらすが冷凍庫に冷凍保存してあるのを思い出したので、キャベツを刻んでパスタを湯がいてニンニクを刻んでしらすのペペロンチーノを作った。娘にはちょっと渋いのかな、と思いつつ娘でも食べられるよう唐辛子等は入れずにおいたのだが、これが結構口にあったようで娘はぺろりと完食してくれた。
すっかり気を良くして帰宅した妻にもしらすのペペロンチーノを振舞ったところ、これまたヒット。
家族の「美味しい!」という言葉が嬉しくて晩御飯を作っているんだなあ。
その後、『幼女戦記』でその演技に感動した悠木碧氏が主人公(女)の声優を担当していると知り、かつて一度遊んでみたものの断念した『原神』を再び一から始めてみる。かつては「何となく主人公キャラクターの造詣が軟弱な気がする」という理由で遊ぶのを断念したのだが、女性キャラクターで声優さんが贔屓気味の方であるだけで楽しく遊べるのだから不思議なものだ。

さて、昨日から始めた「機材棚の肥やしに成り果ててしまったブツ達」を再評価、日記に思いの丈を書き記す企画第2弾。


ARION SAD-3である。
SAD、すなわちステレオ・アナログ・ディレイとの事。どうやら僕がインターネットの情報の海で調べたところ、本当にBBD素子が使われているアナログ・ディレイらしい。かつてバンドを組んでいたギタリスト氏から借りて、そのまま「やるよ」と譲り受けた。
安っぽいプラスチック筐体というイメージがあったけれども、改めて触ると記憶にあったよりも結構しっかりした作りである事に驚く。堅牢さとは無縁の筐体ではあるけれども、少なくとも普通にオン/オフする分ならブッ壊れる事もないんじゃなかろうか。
DELAYでディレイタイムの長さ、DEPTHでディレイ音の音量、REPEATで返ってくるディレイ音の回数を決めるというシンプル極まりないコントロール。発振は一応するもののエグみはなく、かつそこまで大音量で発信しないのでそういうのが好きな向きには物足りないかもしれない。
ディレイ音に関してはまさしくこれぞアナログ・ディレイと言いたくなるような温かいもの。人によっては高域が死んでいる、しかし人によっては太く感じるという絶妙な具合のディレイ音であろう。僕は好きだ。

アナログ・ディレイだけあってそこまでロング・ディレイは望めず、これはむしろショート・ディレイで残響を付加するような使い方とか、ダブリング的な効果を狙うとその本領を発揮してくれるであろうと感じた。
多分この時にベーシスト氏が高頻度で使っていたのがこのペダルではないかと思われる。エレクトリック・ベースギターで使っても悪目立ちしない温かみのある残響感なのだ。
僕は写真のようなセッティングで弾くのが好きだ。これは結構、使えるかも。白線の内側や鈴木実貴子ズで演奏する時に持ち込んでみようかしら。