朝コア有難うございました。

3月11日、午前4時半。鈴木君からの着信と目覚ましのアラームが鳴り響くのがほぼ同時でどちらで目が覚めたのかわからないまま、鈴木君との通話に出る。
「...おはよう!」
「おはようございます、起きましたか」
予定通り起床出来ただけでこんなに安堵感があるなんて!
この後一時間半後にはライブハウスの入り時間なのである。信じられない事に。

「出社前、登校前にライブハウスで爆音で音楽を楽しむ」という趣旨のイベントが東京で開催されているのは知っていたし、名古屋から友人が出演している様子をSNSで見て一言「狂気!」と思ったものだが、その名古屋場所にまさか自分達が出る事になるだなんて思いもしなかった。首謀者である白水兄貴(I love you Orchestra/KAGERO)から伊藤誠人君経由でパイプカツトマミヰズに出演オファーが来た時は躊躇う事なく「出たい」と思った。同時に「有給休暇取得しよう」とも。
というわけで僕は無事に有給休暇を取得し、演奏でボロボロになっても何の気にもならない状態と思いっきりはしゃいでも大丈夫な環境を作り上げた上で(余談だがドラムの駒田君は演奏後間もなく出社した)栄ROXXのステージの上に立っていた。
その時、午前7時。
いつもなら余裕で夢の中だ、どうなってるんだ一体。フロアには人が沢山いたぞ、下手したら平日の夜よりいるんじゃないかってくらいいたぞ、どうなってるんだ一体。白水兄貴も言っていたけれども名古屋の人はブッ飛んでいる。最高である。
ライブ中、MCでも触れたけれどもライブハウスに会場入りした際に関係者、共演者と交わす「おはようございます」がここまでリアルだった日はバンド活動を始めてから今日に至るまで、2016年3月11日を差し置いてなかったと断言出来る。
午前6時に共演者と交わす「おはようございます」に滲む狂気たるや。

演奏に関しては何時にやろうが変わらず楽しいものだ。
午前7時でも遠慮容赦なくいつも通り、やる。いや、朝方だったもんだから若干ストイック気味だったかな。
あと正直に打ち明けると背中を痛めた。グリン!と体を奮った時だと思う。朝方だから、なのだろうか。何にしても面白い経験をした。
僕らが演奏を終えた後も午前7時過ぎとは思えない光景が続いた。
銀幕一楼とTIMECAFEは夜のダンスホールに時間と場所を作り変えていたし、I love you Orchestraはフレーズもサウンドメイクも佇まいも非常に非常に男臭いプログレを奏でていた。オイ本当に朝かよ、一体なんなんだ、最高か。
終演後は皆でファミリーレストランでモーニングバイキング。たらふく食べたけれども、早起きがたたってかついウトウトしてしまった。

一時帰宅、仮眠して(寝坊したのはここだけの話だ)金森家へ。
パイプカツトマミヰズの新音源のミックス作業に立ち会う。吉田君も同席していたのだけれども彼は朝コアの前夜から栄入りして飲んでいたらしく、途中で就寝。お疲れ様吉田君。
ミックスも良い感じに進み、どうにか春には発売出来るのではないか、と個人的には思っています。断言出来ないけれど。

あとパイプカツトマミヰズのライブをヨシダユキ先生が撮影、編集してくれたものをYouTubeにアップロードしました。
是非ご覧下さい。

コメント