碧南水族館へ。


写真はチンアナゴを興味深そうに見つめる娘。

妻が友人と、東京まで音楽フェスに一泊二日で出掛けて行ったので娘と僕は二日間、留守番をする事になった。
こういう時は実家が近い事をいいことに、自然と足が実家に向きがちである。妻とも話すのだが、両家の実家が近いもんだから妻も僕もそれぞれの実家には頻繁に帰る。それぞれ単身+娘で帰る事もあるし夫婦と娘で帰る事も少なくないのだが、ぶっちゃけていってしまうと僕は週に一回は実家に帰る親離れが出来ていない息子である。
ただ両親も悪い顔はしないもんだから、不肖の息子の実家への甘えは更に加速する事になる。
結局、妻が家にいない間、二夜連続で実家で食事をした(何ならこれを書いている今日も妻は仕事の関係で外泊する事になっているので三夜連続になる予定である)。

一日目は実家でゆっくりするだけだったのだが、二日目は「あまりゆっくりするパターンばかりだと娘も退屈だろう」と連れ出す事にした。娘は水族館が好きである。これまでも名古屋港水族館にアクア・トトぎふ(アンビエント感が素晴らしく僕も大好きな場所だ)と出掛けて行ったのだが、折角だから行った事のない水族館を、と実家で話していたら両親より「碧南水族館はどうか」と提案があった。碧南水族館、行った事がない。僕は幼い頃に連れられて行った事があるようなのだが、記憶に残っていない。
当日になり母も気晴らしに一緒に出掛ける事になり、母と僕と娘の3人でドライブがてら出掛ける事にした。

年齢を重ねると親子の会話も変わってくる。
こちらも世帯を持っているし、人の親になっているので自分が子どもの頃の親の心境はいかばかりか、と話が出来るようになる。親子の関係は根っこの部分は変わらずとも、こうやってどんどん変化していくのだから面白い。
親孝行しないといけないな、と毎回思う。


碧南水族館、母の記憶ではもっとボロッちい感じであったらしいのだがどうやら2019年にリニューアルしたばかりだそうで、綺麗で展示も大規模ではないながらも飼育員や運営している皆さんの「楽しませたい」という心意気が伝わってくる充実したものであった。
上の写真はジオラマや背景を加える事で野間海岸の様子を再現した水槽なのだが、こういう試みは視覚的にも大変楽しい。
また、写生大会が開催されており水族館内のいたるところに用意されたスペースで子ども達が魚の絵を描いていた。中には目を見張る程素敵な絵を描くお子さんもいらっしゃってびっくりした。観察眼の鋭さよ。

2週程楽しんで、二階の科学館も見学した。
娘もしっかり楽しんだようで、娘のお土産にハゼのペーパークラフト(帽子になっていてかぶれる。他にもシリーズがあったから次回はもっと沢山買い込みたい)と玩具のセットを買った。僕は碧南水族館シール3枚セットを購入。こういうシールはついつい買ってしまう。

水槽を見ながら母と
「これは旨そうだなあ」
「この魚、佃煮にしたら美味しいのよね」
「絶滅危惧種って書いてあるよ」
「えっ」
とか話しをしたもんだからすっかり魚が食べたくなってしまった。
晩御飯は偶然にもお刺身だった。