YONONACAでの初ライブ。

初ライブっていうのはいつまで経っても緊張するものだ。
幾つになってもそういうもんなんだっていう事を思い知らされた。春頃から月に一度スタジオに潜り込んで練習を重ねていた新バンド『YONONACA』での初ライブだった。ご縁があってRadical Humanismの企画に声をかけて頂いたのであった。
「ライブしたいねー」と皆で言い合っていたし実際のところ僕達にはライブの予定が必要だったと思う、バンドの推進力という意味でも。
いや、有難い機会を頂いたからには頑張らねばならぬ、と意気込んで当日を迎えた。

場所はなんだかんだ前身のお店から改築してから一度も顔を出せていなかったsunset BLUE、お店の構造は同じ(なんならステージ脇の機材置き場のスペースさえそのまま残っていた。そういえばステージ裏の楽屋はどうなったんだろう)なのに随分と雰囲気が違っていて驚いた。割とアコースティック寄りの場所だよ、と聞いていたもののいざ実際ステージに立ってみると結構音量を出す事が出来てびっくりした。

共演はペンギンラッシュ仙人掌人形、いずれも堅実でしっかりとアンサンブルが構築されている良き音楽だった。ペンギンラッシュのベースの竹内君は以前友人から名前を聞いていて存在を知っていた、多くのバンドへサポートで引っ張りだこと聞いていたけれど、演奏を拝見して納得。非常に巧みで気の利いた演奏をする人なのであった。

一方、YONONACAの初ライブは演奏上のトラブルに見舞われながらもフィードバックの多いものとなった。正直もっとやれただろう、とも思うのだけれども、それよりも各々が挑戦して手応えを得て省みるものがあるという事が初ライブでは何より貴重なのではないか、と僕は思っている。
このバンドでしか得られない実感というのもある事だし、今後も挑戦を続けたいと思っている。

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