ふおおおおおおお!

憧れのKING CRIMSONのコピーバンドを結成出来そうである。

僕の生涯で、およそその精神性、漸進性においてはこれ以上はないだろうという程影響を受けたバンド。もう60歳を過ぎたロバート・フリップ御大だけれども、今尚バンドを新しく進めようとしている様には感銘を受ける。

不完全密室殺人が13人でライブを行ったのも、サポート・メンバーが時を越え場所を越え多数出入りしたのも、そしてそれに抵抗を感じなかったのもKING CRIMSONの影響があったからこそ、だ。

パイプカットマミヰズにプログレッシヴの匂いを感じて接近、果てには在籍する事になったのも完全にKING CRIMSONに衝撃を受けた結果。2007年のあの夜、PCのスピーカーから流れ出した「21世紀の精神異常者」を超える衝撃は今のところ、他にない。

KING CRIMSONの音楽を聴いていく過程で僕はファズペダルでギンギンにした上にワウを踏み込んでクワーッとやるジョン・ウェットン先生の演奏に惚れ込み、ドライ・アイスのようなサウンドでザクザクと切り込んでいくジョン・ウェットン先生の演奏に感銘を受け、時にはスティックを、時にはミュージックマン スティングレイを使ってどこか明るい雰囲気をステージ上で放つトニー・レヴィン先生の存在感に玄人の旨味を感じたりした。そしてそれらのベース・プレイヤーに影響を受けて(という程演奏には顕在化していないかもしれないが。いや、していないな)僕は今も演奏をしている。頭の片隅には常にロバート・フリップ御大の精神性、そして本当の意味での「プログレッシヴさ」というものは何なのかと自問する気持ちがあるし、手癖で弾くとどこか不気味でおどろおどろしいベースラインになってしまうのも(これについてはJONNY佐藤メンバーに咎められる事がたまにある。逆にパイプカットマミヰズでは全く悩まない所かろくに何も考えずに弾けてしまったりする)元々拙い僕のフレーズ構築力(変な動き方を癖でしてしまう)に、KING CRIMSONの重厚でそれでいて不安感を煽るリフが脳に叩き込まれたからではないかと考える。

嗚呼、KING CRIMSON!

全面的に支持するわけではない。全曲全アルバム好きなわけではない。好きな年代も限定されるし、それどころかかったるいなあと思う曲もある。と言うよりかはガツガツくるリフものばかり聴いている怠惰で忠義に欠けるクリムゾン・ファンなれども、その存在は間違いなく、僕に強力な影響を与えたバンドの一つである。

で、そのKING CRIMSONのコピーバンドを水面下で結成しようと画策、動き回っている。

人前で披露する機会も幸い出来そうだし、これまた本当に楽しみ!

KING CRIMSONの曲を一生懸命練習する事で、自宅ではほとんど楽器演奏の練習をしない僕が珍しく演奏技術の鍛錬に励むかもしれない。これってば僕が参加する3バンドにとっても良い事じゃあないか。

万歳!

続・我が逃走
タッピング(タッピング、といえばもうあの曲しかないですね。スティックじゃないけれども)
の練習のためにヘアーバンドが装着された僕のベースギター。
これで開放弦がミュートされるのです。

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