SAKAE SP-RING2023に出演。スプリングというには暑かった。

6月になった。
6月最初の演奏は鈴木実貴子ズのサポートでSAKAE SP-RING2023に出演。
先日に続きサーキットフェスである。サーキットは会場入りして転換(兼リハ)して、すぐに本番だから良い。
リハーサルで音を出したり曲を演奏すると気持ちはスタンバイしてしまう。一度スタンバイして、また本番まで時間が空くと待ち疲れというか気が張ったままになってしまったりしていけない。サウナとかあるとほぐれて良いんだけれどもね。いずれにしても僕が不器用だからいけないのだが。

この日の会場は新栄Live&lounge vio。
前出演した時の記憶を辿るとやはりその時もサーキットで、しかももう5年も経っているのだった。
前の出演バンドの演奏を楽屋で聴きながら、ベースのネック、サイドポジションマークに傍らにロフトの文房具コーナーで買った丸シールを貼っていく。新調したネックのサイドポジションマークは蓄光なのだが、なかなか光をきっちりあててから演奏というわけにもいかず難儀する事もあった。弾き損じる自分の腕前を呪うべきであるが、現在の自分の技術に応じて状況を改善していくのもまた技術。文房具コーナーで買ったシールではあるが、きっちりその役割を果たしてくれた。

転換(兼リハ兼公開リハ)を行いつつ音作り。この日も自分のアンプヘッドは持ち込まず。
マークベースのヘッドにキャビのセットなのだが、フラットにセッティングすると低域がズドーンと出る。出過ぎるくらいだったので高域のアタックを確保してから低域を必要分だけ足していく音作りをする。
それでもやはりスピーカーが自分の膝くらいまでの高さしかない上に、距離もそこまで空いていないのでハイミッド以上が耳に届きづらい。経験上、しっかりアタックは確保出来ているのは理解しているが、精神衛生的に良くないのでラインシグナルを足元のモニターから少し返して貰い、それで大変具合が良くなった。


大学時代の先輩で、今現在楽器業界でお仕事をしてらっしゃる辻本先輩がメインスピーカーの裏側から僕を狙い撃ちして下さった。この表情から察せられるけれども、大変気持ち良く演奏出来た。沢山集まって頂いたお客様にも感謝。
ここ最近の鈴木実貴子ズでの演奏はこう、バキッと出来ているというか変に狙い過ぎず、ありのままやる前提を据える事が出来ているからなのか、物凄く汗をかく。動物的に演奏出来るというのは=良い演奏、には勿論直結しないけれども、僕がしたい演奏ではある。及第点、という事か。


演奏を終えて楽屋で片付けながら、慌てて撮影した足元の写真。
鈴木実貴子ズではこれじゃなかろうか、という今現在の最適解か。ファズは低域が膨らむものよりも突き抜けるようなものの方が合っている気がしている。
ディレイかボリュームペダルを加えても良い気はしている。