3連休3日目。ボロフェスタ。


連休最終日は京都はボロフェスタに鈴木実貴子ズ(バンド編成)で出演。
昨年はメンバーの流行り病罹患により出演出来ず、何よりメンバーが無念だったであろうから今年リベンジ出来て本当に良かった。勿論僕も人生初のボロフェスタでの演奏を大いに楽しんだ。
会場は京都KBSホール。この会場施設内に複数ステージが設営され、バンドやアーティストが演奏する。何が凄いって各ステージ間の連携である。こちらの進行が10分押すと他のステージの開始もそれに併せて調整されているように感じた。スタッフの皆さんのご尽力の賜物。また、これは完全に演者側の話になってしまうけれども搬入から機材置き場、楽屋に至るまで様々な役割のスタッフの皆さんと関わらせて頂いたけれども本当に皆さん、配慮して下さって出演側はノーストレス。
皆さんが喜びと誇りをもってボロフェスタに臨まれているのが感じられてもう完全に頭が上がらなかった。
そんな中で演奏出来るのは無上の喜び。街の底STAGEは地下の普段は会議室なのかな、そういう部屋に組まれたステージ。
多くのお客様が集まって下さったが故なのか、室内の温度は高め湿度も高め。生き物が生きるには快適ではない環境かもしれないけれども(実際この日よりも汗かいた)、僕のようなバンドマンには最高の環境だ。生きるには快適な環境でモニターもしっかりあって音も跳ね返りがなくて、という環境よりもこういう場所の方が燃える。
地下からグオオオオオッといく気概で演奏した。観て下さった人数は誇るものではない、けれども会場に入りきらない程集まって下さった人達の気持ちに応えようとはそりゃあ人間だもの、サポートメンバーだったとしたって思うわよ私も。
力み過ぎて演奏最後の「ッドーーン!!」の瞬間に首が「ビギッ!」となったのも後々良い思い出になるであろう。


音楽の現場で昔馴染みに再会出来るという事が、年齢を重ねた今だからこそたまらなく嬉しい。
今からかれこれ20年近く前になるのだろうか、Jam in the garageでベースを弾いていたシゲ君(and more)と再会!
SNSでやりとりはしていたものの対面で会うのが久しぶりだったもんだから嬉しくなって写真を一緒に撮ってしまった。
お互い続けていれば会えるもんだね。


この日は興奮していたのだろうか?していたのだろうな。
普段はなかなかこんな事しないのに、演奏後に16ビートはやお(ZOOZ/ガストバーナー)さんと偶然会ったので思わず写真を一緒に撮ってしまった。多分、これまでゆっくりお話しする機会もなく(対バンだってしていたのにね!)、というか人見知りして話しかけられなかったのだけれども遂に喋ったぞ!

演奏後に楽屋で一息つきながら食べたケータリングのおにぎりの、ご飯の炊き具合が最高に共感出来た。
丁度これくらいが美味い、がジャスト。
あとこの日は妻と娘も一緒に来ていて、しかも有難い事に楽屋まで一緒に入って来れるよう配慮して頂いて。
出演者及び関係者のパスを首からぶら下げてバックヤードを歩きながら、娘は何を思っただろうか。情操教育になった、だなんてふんぞり返るつもりはない。幸い妻も娘も楽しんでくれているが、自分のバンド活動に家族を巻き込んでいるだけである。
けれども娘が何か感じてくれているのであれば、僕ァこんな嬉しい事はないよ。
ZAZEN BOYSを観ている最中に、娘が「今日は最高の日だーァ!」と口にしたと妻から後々聞かされて嬉しく思ったものである。
バッキバキのアンサンブルに繰り返される諸行無常、冷凍都市の暮らし、「KYOTO CITY、ボロフェスタ、ZAZEN BOYS、KYOTO CITY」のMC、ボールに一杯のポテトサラダが食いてえ、刺激が欲しくてたまらんの。あれを観てバンドマンの僕は大いに触発された。練習するぞ!娘よ、君はどうだ。
※妻は「昇り竜!」が聴けて嬉しかったとコメント。あの人ZAZEN BOYS好きみたい。


会場を出た後、帰宅すると日付をまたぐであろうという事からこの日は風呂に入ってから帰宅しようと決めていた。
入浴まで済ませておけば帰りの車中から朝まで娘は眠れる算段。
というわけで行ってきましたよ、壬生温泉 はなの湯。
45分の短い滞在時間だったけれども、駆け足でサウナと水風呂の交互浴を楽しめた。水風呂の深さと温度(18.1度だった)が丁度好み。首の痛みもとれて「うわあ俺無敵だわあ」と思ったけれど、結局筋肉痛のその後数日の間苦しむ事になりました。
思えば、ここまでの筋肉痛も久しかったので、この日は相当力んで演奏したんだと思う。
それだけ気合が入ったんだなボロフェスタ。