娘がコロナ陽性。

可能性として十二分にあり得るのだと理解はしていたが、やはり実際に自分の家族が新型コロナウイルスに罹患するというのは結構な衝撃であった。
娘が新型コロナウイルスに罹患した。保育園の同じクラスで陽性判定の園児さんが出たようで、濃厚接触者に認定された娘は自宅待機となったのであった。3歳の娘が自宅待機、という事はすなわち僕と妻と二人のどちらかが娘に付き添って自宅に一緒にいる必要があるという事を意味する。
こういう時には素直に職場に協力を求める他、ない。妻は妻の職場に、僕は僕の職場にそれぞれ連絡を入れ、どうにか協力体制を構築する事が出来た。こういう時はそれぞれ仕事に打ち込んでいるタイプで良かったなと思う。勿論それぞれの職場はそれぞれの仕事っぷりがどんな様子でもこういった場合は協力をして下さっただろうけれども、有難い事に快く送り出してくれた。
日替わりで娘に付き添う日々が始まろうかとしていたのだが、そうはいかなかった。
程なくして娘も発熱、検査の結果、陽性となった。

協力体制、どころではない。
妻も僕も濃厚接触者と認定されたので、それぞれ自宅で待機する事になった。
食材等の買い出しは僕の実家と妻の実家の両親がそれぞれ協力して下さる事となった。必要なものを連絡すると、買い出しに行き玄関前まで運んでくれるのであった。これは本当に助かった。

自宅で過ごして数日後、僕も妻も検査を受けに来てくださいと娘が検査を受けた近所のかかりつけ医から連絡を貰ったので、検査へ行く事に。駐車場で待機すると、問答無用で鼻に綿棒を突っ込まれたのであった。
その日は朝から微熱があり頭痛もあったので、ほぼ間違いなく陽性だろうと思っていたのだが翌朝、クリニックから電話があり結果は何と僕も妻も陰性。
自宅療養期間が延長する事もなく有難かったが、何より娘の体調も最初から最後までそこまで悪くもなく(発熱はしたが幼い子どもって何故かちょっとやそっとの発熱ではビクともしない。娘も毎日ほぼほぼ元気であった)、本当に「ただただ引きこもっているだけ」状態で済んだのは不幸中の幸いであった。
娘とゆっくり過ごし、そして滅茶苦茶ゲームしたりした。
予想外に平和な日々なのであった。


自宅療養期間明け直後、公園へ散歩に出た時の一枚。
娑婆の空気は、やはり格別である。