空白を埋めていくブログ その3

さて、続けよう。

11月12日(土)

大学時代の後輩でありカメラマン ハラマサ君ちで製本作業をひたすらして朝を迎える。ハラマサ君、ベッドの中で眠りながらどんどん服を脱いでいっていていつ全裸になるのかとヒヤヒヤした。普段からユニークな着眼点と独自の視点で話していて面白い人なのだけれど、寝ている間も頭の中がフル回転していそうな寝顔。

翌日のワンマンの入り時間、タイムテーブルを新栄CLUB ROCK’N’ROLL、出演者各位に送っていない事に前夜気付き、慌てて連絡を済ませておいたのでこの隙にPCを拝借して送信。

ハラマサ君を起こし、髪の毛だけ洗わせて貰いいざ渋谷へ。この日は渋谷La.mamaにてPARMESAN 企画に出演するのだ。しかし東京は本当に人が多いね。人ごみの中、電車の乗り換え等慣れないシステムに対応出来たのはハラマサ君がいてくれたから。有難う。

元々予定では残響ショップに行ってエフェクターを眺めたり、渋谷の「凛」でラーメンを食らったりする予定であったが、時間と体力の関係で断念。またな、渋谷。

La.mamaでPAPARMESANの面々と再会。新ベーシスト 雨ちゃん氏は別バンドでもJONNYと共演しており、これまた突然の再会。バンドやってるとこういうの、面白いよね。

で、リハーサル後にはLa.mamaの楽屋をお借りして製本作業。

続・我が逃走
奥で同じく作業中のせんちょー。

『VS 27』がどんどん形になってくる喜び。中身がただの会話の記録、音声データだった頃からこの形を夢想していただけに感慨もひとしおだ。 音楽も勿論興味深いけど、その音楽の生まれる根っこ、その人自身にも僕は興味が尽きない。だからこんな同人誌を作った。日頃僕がどんな人と演奏しているか知って貰えれば、僕がどんな人間かわかって頂けると思うので。

衣装がないので久々にTシャツで演奏。スカスカして何だか落ち着かない。やはり襟付の服の方が落ち着くわい。しかしつくづく不思議だ。演奏中ってアドレナリンの影響か、その前後の体調関係なくほとんど一定の状態で演奏している気がする。演奏中はフィジカルよりもメンタルの方が大きな影響を及ぼす気がするのだ。

久しぶりのPARMESAN、これが大盛りあがりで。彼らって本当に誠実で丁寧で、こちらが恐縮してしまうくらいなんだけど、その真摯さが演奏にも表れている。そしてそういうのって、凄く素敵だと思う。

ヴォーカルギターの井上君が翌日の僕のワンマンの告知をアンコールでしてくれた。おい井上君、俺って結構義理堅いんだぜ。PARMESANの皆にはいずれ報いなければいけないなあと思っている。企画の度にJONNYを呼んでくれるだなんてそれだけで嬉しい事じゃないか。本当に有難う。

そして懐かしの再会、大学時代の学部の友人がライブこそ間に合わなかったものの、会いに来てくれた。

続・我が逃走
こういう風にすぐ時間を埋め合わせれるのは本当に嬉しい。

学生時代から年齢不詳、見た目は完全にコワモテで学部でも恐れられていた存在だったと思う。けれども運動音痴で友人思いで、そして僕に色々な音楽を教えてくれた。ローリングストーンズやレッド・ツェッペリン等、所謂誰しも一度は聴くであろうロック・レジェンドともいうべき存在を悉く聴いていなかった僕に「お前はこれ気に入ると思う。コーラスが本当に気持ち悪いんだよ」と言って『悪魔を憐れむ歌』を聴かせてくれたり、それこそ一緒にバンドをやったりもした。彼がいたから学部でぼっちになる事はなかったし、サークル活動に明け暮れるようになってからも彼とだけはつるんでいた。卒業論文で忙しい時期もお互いのゼミ室の扉を叩き合って「夜中の3時までは頑張れよ」「お前もな」みたいなやりとりをし、そして明け方一緒にご飯を食べに行った。

うちに遊びに来た時は父親とビートルズ談義になり、ポール派の父とジョン派の彼はお互いの主張を頑として譲らなかった。バンドも観に来てくれたし、打ち上げで誰よりも楽しそうに音楽について話をしていたのも彼だった。

いや、久しぶりに会えて嬉しかった。ハンバーガー、御馳走様。また近々。

様々な再会、経験を乗せてJONNY車(佐藤さんの自家用車。バモス)は走る。名古屋へ向かって。

・・・・そして遂に、僕の人生初のワンマンライブの当日がやって来た。

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