アデノウイルスと娘の誕生日。

幾分かブログの更新に間隔が空いてしまったが、実は5日間程寝込んでいた。
順を追って記していこう。

9月27日(金)、朝起きると目がやたら痒い。眠っている間に目元を掻いているのか、寝起きであるそれ以上に目蓋も腫れぼったい。こりゃあいかんと市販の爽快感がある目薬をポケットに入れて出勤、職場で目薬をさして痒みもおさまったので特に気にせず仕事をしていた。
翌日、友人達と弥富の方までカレーを食べに行く予定があったので早起きしたのだがどうにも体調が良くない。というか、最悪だ。関節は痛いし体も倦怠感で重たくてしょうがない。気持ちが萎えそうな体調だ。おまけに目も痒い。これはどうしたものか、と昼から予約していた歯医者を急遽キャンセルし、土曜のお昼以降でも営業している眼科をインターネットで検索、予約した。

受付で目の痒みと微熱がある事を告げると「待合室ではなくこのままこちらでお待ち下さい」と受付横の席にて待つよう言われた。「雑誌等触るとそこから人にうつる可能性もありますので」とどうやら人に感染する病気である可能性も示唆しれた。その席で検査を受けた結果、アデノウイルス と診断された。どうやら感染力の高い病気のようで、プール熱の名で知られるらしい。「小学生だと2週間は出校停止ですね」と言われ事の重大さを理解した。
残念ながらアデノウイルスには対向薬がないらしく、体内で抗体が出来上がるのを待つ他ないらしい。目の充血を抑える点眼薬を貰い、眼科を後にする。上司に電話するとアデノウイルスという名自体初耳だそうで色々調べてみる、との事。なんだか大変な事になってしまった。

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翌日は娘の誕生日だ。妻の実家の家族が娘の為に蟹料理と一升餅(一歳の子が背負って歩く風習があるそうな)の予約までしてくれていたのにアデノウイルスのお陰で僕は隔離されねばならない。妻と娘は実家へ帰った。帰る前に僕が一人で寝込むには十分な用意をしてくれたのと、妻が娘の誕生日を前倒しで祝う席を設けてくれたのが有難かった。体調不良で手伝うどころではなかったのが悔いが残る。

結局、熱は下がったり上がったりを繰り返し目の充血が治るまで仕事に出勤出来なかった。体調自体は回復の兆しはあったものの、接客業なので真っ赤に充血した目では差し障る、という上司の寛大な判断が有難かった。

妻と娘も僕が寝込む家に直ぐに帰ってきてくれたけれども、日中は眠るか横になってボーッとするか、寝過ぎで背中が痛くなると起き上がって映画を観たりしていた。世間と社会との繋がりを絶たれた5日間、仕事に復帰出来るとなった時は嬉しかった。どうやら暇潰しの才能はないらしい。家に寝ていても直ぐにする事がなくなってしまったもの!

娘よ、申し訳ない。
父は君の一歳の誕生日に寝込んでいたのだ。
多分だけど、君が保育園で貰ってしまったアデノウイルスに君経由で感染したのだ。これも思い出、だ。二歳の誕生日は一歳の分も盛大にやろうじゃあないか!

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