BEHRINGER CC300 CHORUS SPACE-Dを見直した夜。

何故俺は三日連続でBEHRINGERのコンパクトエフェクターと向き合ってるのか。
もっと感想を書いておくべきエフェクターは他にもある中で、何故BEHRINGERなのか。
答えはきっとシンプルで、もうここまでくるといけるところまでいきたい、みたいな気持ちになってるのだろうなあ、俺。
(ちなみに実はまだBEHRINGERのコンパクトエフェクター、僕の機材棚には幾つか転がっている。第一線で使っているのはリバーブマシーンだけだっていうのに何故そんなにあるのか)


さて、今日は30歳の誕生祝いstudio penne君こと鈴木君がくれた「愛しのベリンガー」(余談だけどベリンガーってカタカナで書いた方が雰囲気出るよねベリンガーはさ)、BEHRINGER CC300 “CHORUS SPACE-D”のご紹介です。

これね、見たままなんだけれども某B社のディメンションコーラスのコピーモデルですね。
で、ディメンションって一体何よって思ってしまったわけだけれども調べたところによるとどうやら「ウネり=変調感の少ないコーラス」というニュアンスの様子。
某B社のディメンションコーラスと同じで本機もツマミなんてありゃしない。あるのは4つのスイッチでそれぞれのオン/オフでプリセットを切り替えるという構造になっている。「うちが自信を持って設定したんで、調節なんていらないからスイッチ押してそのまま使ってくんな」ってわけですね。凄い自信を感じる!
で、某B社のオリジナルモデルはこれまた生産完了品でプレミア価格みたいになっちゃって値段が高騰しているので所有した事もないので比較してみるかってわけにもいかず。色々ネット検索してたら見かけたんだけど若干音が違うとの事。

印象としては左から右のプリセットにいくにつれて効果が強くなるというか「かかってます」感が強くなっていく。
うん、良いですよこれ。僕は元々ワーミーに入ってたDETUNEモード(原音と数mmセントずれた音を重ねる事でコーラスのような効果を得る事が出来るモード、だったか)が大好きで、あのコーラスみたいに広がる幽玄な雰囲気、だけれどもフレーズが見えにくくならないところがその主な理由だったのだけれども、このディメンションコーラスにも似たテイストを感じます。
あくまで原音はクリアー、だけども広がりと清涼感は感じられるので非常に使いやすい。
オンにした瞬間に若干低域が削がれるかなって感じもしなくはないのだけれども、許容範囲。逆にその重低音をカットして少しだけ、僅かに腰高に感じさせるところがこの広がりと美しさに一役買ってるのかな、とも感じられた。ハイポジションで和音弾きとかしても綺麗だしロングトーン一発で放っても綺麗に広がる、感。
「守備範囲を守りながらエグ味を出す」のに向いてない、みたいな印象があるコーラスだけど(それにしても意味が分かりづらい形容である。自覚はある)、こういう綺麗な音をたまには実践で使ってみたくなる。使いやすいと思うんだよね、これ。
ちょっとスタジオに持ち込んでみようと思っている。

あと面白いのが本家には出来なかった「4つのスイッチ全部押し」が出来るところ。プリセットを幾つも同時にオンに出来るってわけですね。やり過ぎなのかな?って音が出るけれども、僕は当然これが好きです(笑)。
余談だけど、何故か

プ   リ   セ   ッ   ト   ス   イ   ッ   チ   を   
一   つ   も   オ   ン   に   し   て   い   な   い   状   態   で   
エ   フ   ェ   ク   ト   オ   ン   に   す   る   と   、   
そ   れ   で   も   音   が   変   わ   る   !

コメント