SANSAMP YYZ。ちなみにRUSHは通っていない。

去年の6月に興味本位で購入したものの、自宅環境で試してみて「うーん、微妙かなぁ」と機材棚で半ばただのコレクションとなっていたプリアンプを最近ひょんな事から繋いでみたところ「あっれ、思ってた以上に良いじゃん!」と気分が盛り上がり、夜な夜な弾いているのである。

エレクトリック・ベースギターを弾く上でアウトボードプリアンプを繋がない日はなかったと言って良い程、僕にとってアウトトボードプリアンプは必需品である。
アウトボードプリアンプ、というか繋いでいるのは100%サンズアンプであるからして、サンズアンプは大学2年生で出会ったあの日からベースギター演奏に於いて僕の相棒であり続けたのであった。
最初に購入したBASS DRIVER D.Iは勿論、その後バンドメンバーから手に入れたラック型のRBI、歪みペダルとして使ったClassicにGT-2、そして婚約指輪のお返しとして妻から貰ったBASS DRIVER D.I v2(婚約指輪のお返しはネクタイとかよく使うものの方が良い、と聞き「ならサンズアンプだ!」と思い立ったのであった)と、ライブハウスのアンプヘッドを使おうが自分のアンプヘッドを持ち込みで使う時であろうが、時にはD.Iに、インプットに、その昔はアンプのエフェクトリターン(又はパワーアンプイン)に接続してサンズアンプをかけっぱなしにしていたのであった。
出音には十分満足、RUSTY BOXとか気になるプリアンプは他にもあれど、いやなんだかんだサンズアンプに戻るであろうという予感から結局足元にはv2を置き続けている。

ライブハウスの先輩のバンドのサポートでベースを弾く時「舟橋、今回は歪ませないで欲しいんだ」と言われ「わかりました!」と快諾しつつも「お守り代わりに足元に置いていいですか」と置いたサンズアンプ、先輩の目を盗んでドライブ控え目でオンにして、スタジオの度にドライブを少しずつ回していったっけ。
結局、最終的にほぼほぼいつも通りの音になっている僕の出音(「これこれェ!」と思いながら、結局僕にとってエレクトリック・ベースギターの音はこれなんだなと再認識した次第だ)に、先輩が気がついていて目を瞑っていたのか、それとも気がついていなかったのかはわからず仕舞いだけれども、まあ、そんな事も今となっては良い思い出だ。


昨年の6月に何故、v2があるにも関わらず(確かに当時の日記には出音に試行錯誤している様子が残ってはいるが)僕がSANSAMP YYZを手に入れたのかは記憶が定かでないけれど、多分まあ、気分だったのだろう。
YouTubeとかでレビュー動画を観るのが好きなのだけれども、それで見かけて心奪われたのかもしれない。
いずれにしてもSANSAMP YYZ、購入して何故今日まで仕舞い込んでいたのか謎である。

コントロールは簡単なようでコツを掴むまで音作りの迷宮に入り込みやすい構造となっている。
MASTER、LOW、HIGH、DRIVE、MIDはMIDこそ一般的なミドルよりも随分と高いところを触っているような印象を受けるものの、それぞれその名の通りのコントロールである。MIXがキモ。
MIXはサンズアンプユーザーからすると『EQを通った歪んでない信号』と『EQを通った歪んだ信号」のミックスコントロールであると思いがちだけれども、その実は『分厚い低域(EQは通っていない)の歪んでない信号』=DEEPと『EQとDRIVEを通った信号』=DRIVEのミックスコントロールである。
このDEEPが、いやほんと滅茶苦茶分厚くて低域が分厚いのよ。これにDRIVEをどれだけ混ぜるか、が音作りの要なんだけどその時に効果を発揮するのがTIGHTスイッチ。これをオンにするとローミッドがへこんで途端にギンギンの音になるんだけど、これとDEEPを混ぜると大変具合が良くなるのである。むしろこのスイッチをオンにしないと設定によっては、だけど音がボワついちゃいがち。

最初こそ各コントロールの滅茶苦茶シビアな効き具合(特にMIX!ちょっと触っただけで滅茶苦茶変わるじゃん、特に12時前後!)に戸惑ったけど要領を掴めば非常に音作りがしやすい。よく考えられてるプリアンプだなあ、と思う。
たまにサブボード使う時は持ち出すかと思っていたけれども、むしろ白線の内側でメインに使ってみようかな、なんて思っている。