俺もチェキ売りたい。

27日は新栄DAYTRIVEにてtasotokyoガールズというアイドルグループにてベースギター演奏。
それにしても今年に入ってからというもの、DAYTRIVEで演奏する機会が多い。1月からここまでで3回は出ているのではないか?
ウィークエンドバンドマン(平日も演奏するけれども)としてはこのペースは結構ハイペース。
ええ、お世話になっております、新栄DAYTRIVE。同じ場所で演奏しまくってると経験値+αで得られるものがある気がするよ。

今回の演奏、tasotokyoガールズを率いている大石理乃御大が以前名古屋に来た時にベースギターを弾いたのがご縁で今回も参加する運びとなったのだが、大いに楽しんだ。
アイドルグループの現場ってのを一度目撃したかったっていうのもあったし(音楽好きの人達が今やバンドと同じくらい、時にはそれ以上に熱中するのがアイドルであるというのはSNS上で飛び交う情報や身の回りの友人達の発言から察していた。そこまで興味があるかと言われると「?」となるのでなかなか自分で飛び込んでみようとはならなかったけど)、今までにないシチュエーションでの演奏というのは大好物なので即座に引き受ける事にした。
あとちょっと、あの愉快な下ネタ女(褒めている)、大石さんに会いたかったというのもある。あの人ステージの上だと下ネタとかガンガン言うしとんでもねえ事言いやがるけれど楽屋とかで演奏前に話していたりするとストイックな一面が前面に出てきたりして、僕は結構楽しい人なんだなと思っているし演奏で力になれる事があるのであれば尽力したいと思っている。

曲は前回大石さんと演奏した曲+新曲が何曲かって感じだったのだけれども、大変演奏し甲斐があったし楽しかった。
前回の大石御大名古屋場所から引き続きリズムセクションを組んだコジマ君のドラムは相変わらず大変やりやすいし(彼の良いところは手堅さと豪胆さが同居しているところだと思う。あと曲から一歩引いた距離感から冷静にアプローチする姿勢も安心感がある。僕が全面的にのめり込む姿勢なので)、今回は東京から旧知の仲である水野君(宙に浮いた扁平足、復活おめでとう)がギターで参加とブチ上がらないわけがない布陣である。大石さんの新しいアルバムでアレンジ等で参加しているらしい水野君、今回サポート参加すると聞いて舟橋盛り上がっていたのだけどまさかの発熱で不参加、から一転、彼はライブ当日に「平熱になったのでやっぱり行きます、行きたい!」と新幹線で名古屋に降り立った。その心意気や、もうそれだけで俺はゲイン上がるよ。
知り合ってから年月だけは重ねてしまった水野君だけれども、思えば深夜にツイッターでエモーショナルになっていた彼とああして一緒に演奏するだなんて想像もしなかったし、水野君のギターはとても良い音をしていた。この日の演奏隊は音作りの相性も良かったし3人で渾然一体、良い演奏が出来たと思う。
事前に大石さんから許可を貰っていたので大いにビッグマフを踏み込み、ファズベースをまき散らすような演奏をした。なんだかんだやはり僕は歌モノの演奏は好きだしどんなものにしたってポップなものが好きだ。そしてポップなものにはファズが似合う。吹き飛ばすようなファズもオツだけれども、コブシを効かせるような、そんなファズが合うと思う。
コンプレッサーも活用して凄味のある音が出せたんじゃないかと、ちょっと自画自賛しちゃいたいくらいの出音が出た。ここ最近じゃあ出音一発目であそこまで「おっ!」ってなったのは久しぶりである。諸々合致したんだろう。今後はあれ以上を出せると思います。

さて、演奏しつつ興奮しながら眼前で歌い踊る女の子達を見ていたのだけれどもあれは所謂「アイドル」なのかと言われたら僕にはよくわからん。そもそもアイドルの定義が何かわからないけれども、少ない知識の中でイメージしていた「アイドル」と眼前で歌う女の子達の間には少なからずギャップがあった。
ただ会場はきっちり盛り上がっていたし終演後、お客さんも楽しそうに女の子達とチェキを撮ったりしていたので、エンターテイメントとしては間違っていなかったのだと思う。楽しければ良し、が真実だ。
チェキの行列を眺めながら片づけをしているとチェキの行列の彼方から手を振る方がいる。なんだなんだと近付くと男性のお客さんが「歪みは何を使ってらっしゃるんですか」と声をかけて下さった。
歪みエフェクターの話も盛り上がり(PLAYTECHのベースオーバードライブを持ってらっしゃる方と出会うだなんてレアである)僕が転換の時に音量確認でKING CRIMSONの楽曲のベースラインを幾つか弾いていたところから話はKING CRIMSONに。
名古屋公演に行かれたそうで第8期クリムゾンについてあーだこーだと感想を交換する事が出来て大変楽しかった。この方はYESのコピーバンド(その名も『危機管理』というそうだ、何て洒落た名前!!)でベースギターを弾いてらっしゃるそうで、まさかこの日こういう出会いがあるとは思わず、大変興奮した。

実は大石さんとの演奏の機会は、わりかしすぐ先に決まっている。
次は大阪だ。大石さんはしっかり演奏さえすれば懐の深い人なのでまた色々と挑戦してみようと思う。

2016_02_28_001
終演後、ほろ酔いの僕と水野君。
ねえ、俺、顔パンパンじゃね?これじゃあただのデブだわ。

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