『ミッドナイト奉仕活動』再び。

8月6日(日)、パイプカツトマミヰズ企画『ミッドナイト奉仕活動』再び。
「前回の企画がいつだったか定かでないし第何回目だったかさえ定かでない」という事で今回から心機一転、ナンバリングも外しての実に久しぶりの自主企画だった。
ちなみに調べてみたら約3年前にCLUB ROCK’N’ROLLとの共催で企画を行っていた。『サマータイム奉仕活動』。その前が『バレンタイン奉仕活動』。これは僕、インフルエンザで出演していなかった。そんな事もあったなあ。もっとずっと前のような気さえする。

さて、今回の『ミッドナイト奉仕活動』、吉田君が「誕生日に何かしたい」という事で開催された。まあ、アルバムも作った後だしレコ発にもなるだろうという、そういう目論見である。出演頂いたのはノムラセントラルステーションメシアと人人、あとはチリアクタこと駒田君のソロがO.Aとして出演。出演バンド数は多くもなくそのうち一つはツーピース、駒田君ソロも含んでいるのに出演者数はやたらと多く、そして音量も大きいバンドが多かった。勿論、中身も濃かった。
駒田君のソロは今まで誰かの結婚式の二次会であるとかそういう機会で観るのが多くて。いや駒田君滅茶苦茶良かったよ。こういう言い方はナンだけどフィジカル面にオアラメーターを振り切ったドラム演奏に対してインテリジェンスが炸裂していると思う。駒田君らしい気恥ずかしさ、みたいなものはどちらにも感じられて、それが駒田君らしさを感じさせる一因になっているのだけれども。即興で場を繋いでいく様であるとか、うん、あれは完全に頭の回転が速くないと出来ない奴。
ノムラセントラルステーションには感動がある。僕はこの人達、というか野村さんが作った『コダマ638号』という曲が好きなんだけれども、この日はこの曲の最中に涙腺が開いた。確実に開いた。あと爆音だけど今回はノムセンは聴きやすかった。流石井藤さん(CLUB ROCK’N’ROLL 名PA)。
メシアと人人、野村さんが「この後出てくる二人は音量的には小さいかもしれないけれど」とか言っちゃうから!変なフラグみたいになって結構な音量だったじゃないですか!北山君のギターと歌はfuck’nオルタネイティヴで最高に格好良い。プロレスラーみたいな体型だけれどもきっと繊細な人なんじゃないかと思う(プロレスラーに失礼な発言ってのは理解している)。

最後に僕達。
演奏中にふっと数週間前に吉田君が「俺、癌になったわ」とバンドのグループラインに報告してきた事、一週間前に駒田君が結婚した事とかを思い出したりした。吉田君の病気は超早期発見だったが故にもう心配はないそうだし、駒田君の結婚はとんとん拍子で来てまだ実感さえ湧かないくらいだけれどもそれでも間違いなく目出度い事で、何だか妙に感慨深くなった。
ここから始まる、のかなだなんて結成10年近く経つバンドのメンバーとは思えないような事を思ったりした。
マイペースながらも、一生懸命頑張っていきたいなと思う。

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ノムラセントラルステーション 野村さんと今回参加していたはるきち(みそっかす)君と僕。
心なしか、僕以外の二人が楽しそうな表情をしていないけれどきっと気のせいだ。

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