バンドメンバーの結婚式に参加して演奏までしてきた話。

すっかり更新の間隔が空いてしまった。
のんべんだらりと毎日を過ごしていたわけではなく、仕事以外の時間は控えていた資格試験の試験勉強に充てていたのである。真面目!いや、でもたまの試験なのだからそんな時くらい真面目しないとな、という気持ちがあった。

さて何だかんだもう一週間以上前の事になるけれども、パイプカツトマミヰズのドラマー駒田君が結婚、披露宴を挙げた。お相手は僕も相応の年月交流を持った中村さんという事で有難くも妻と一緒に披露宴にご招待頂いたのでお祝いに行ってきた。
で、式の1.5ヶ月程前だっただろうか、駒田君から「実はうちの両親が式で演奏して欲しいと言っている」と言われ最初は「何を演奏するの?ビートルズとか、ウェディングソング?まさか安室奈美恵とかじゃないよね笑」だなんて笑っていたのだけれども話を聞くと何とパイプカツトマミヰズで演奏して欲しいとの事。式の参加メンバーには勿論駒田君の無二の友人吉田君もいるし過去にボランティアメンバーとして一緒に演奏していた各務君も夫婦で出席するとの話だったので無理な話でも勿論ないのだろうけれども、それでも披露宴で演奏するには強烈に相応しくないバンドな気がしていて僕は戸惑った。
でもまあ、両家も楽しみにしているらしいと聞いて腹を括り、当日少し早めに会場入りした。

もうね、完全に披露宴会場なの、名古屋駅から程近いそのレストラン。ビルの7階が披露宴会場になっていて8階がチャペルになっていて結婚式を挙げてそのまま披露宴が出来るようになっていた。初めて行った場所だけれども良い場所だったなあ。料理も美味しかった。
チャペルウェディングは自分達が神社での挙式だったのも含め、物心ついてからあまり参加体験はなく今回が二度目。前回もバンドメンバーの結婚式だったな。両家親族、そしてテーブルでいえば二テーブルという厳選された友人枠だったのだけれども、駒田君中村さん両家のご両親が気さくで声も結構かけてくれて大変リラックスして過ごす事が出来た。駒田君のご両親は以前駒田君が出勤中に失神して一日行方をくらませた事件の時もやりとりをしたのでその時の話なんかもした。笑い話になって良かったなあ駒田君!

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実は駒田君に中村さんを紹介したのは舟橋なんです。
一時期やたらめったら人に人を紹介する(こうして書くと仲人になりたがりの親戚のおばちゃんのようだ...)のが好きな時期があって、まさか結婚するなんて思わず中村さんに駒田君を、駒田君に中村さんを紹介したのだった。
披露宴でもそこは有難くもフューチャーして頂いて、僕まで駒田君からファーストバイトして貰ったのだった。吉田君の友人代表スピーチが良い感じに感動的でグッと来たのだけれども、僕はどうもうまくしまらずに二人からの粋なサプライズに無邪気に喜んでしまったのだった。

で、演奏ね。
披露宴会場での余興とは言い難い音量で格好だけはかしこまって演奏した。駒田君は機材トラブルに見舞われ、混乱していた。僕も正直皆がどんな顔しているのかわからずヒヤヒヤしたのだけれども、意を決して今回の演奏をリクエストして下さった駒田お母さんの方を見ると手を叩いて喜んでいる笑顔が見えて大いに安心したのだった。駒田君は決して万能な演奏家ではないけれども、それでもあのドラム演奏は駒田君以外の誰にも出来ない演奏で駒田君そのものだ。そういう演奏が出来る人間というのはそれだけで才能だと僕は思う。
中村さんも動画を嬉しそうに撮っていた。後で聞いたら「披露宴の中で一番感動的だった。学生時代から観ていたバンドだけに感慨深い」とコメント。ありがてぇありがてぇ。

披露宴で一番良いシーンって新しい家族になる両家が並んで挨拶をするシーンだと僕は思うのだけれども、そこでの駒田君のスピーチが最高でそこまで全く感動とか涙を流すとかそういうのはなかったのに、不覚にも号泣してしまった。素晴らしいからここに書いておく。
「夫婦というのは不思議なものでどれだけ子供を産んでどれだけ家族の人数が増えても(自分と中村さんを指しながら)こことここは死ぬまで赤の他人同士なんですね。だからこそお互いを思いやる気持ちを大切にしないといけないなと思っています」

駒田君、中村さん、本当におめでとう。駒田家、中村家両家の繁栄も願っております。
というか両家が良い人過ぎてもう飲み会がしたい。駒田君の妹さんも駒田君に似てるのに美人という不思議な存在!

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